近頃のムササビ巣箱

ゴールデンウィーク以来、暖かい日が多かったので、
軽井沢は一気に季節が進んでいます。
ムササビたちはどうしているでしょうか?

久しぶりに私、大塚がムササビ巣箱チェックに行ったので、
巣箱の中の様子を撮影してきましたよ。

ムササビ2匹170511

ぐちゃぐちゃで何だか良くわかりませんが、
こちらの巣箱では、2匹のムササビが寝ていました。
恐らく、昨年生まれの若い兄弟でしょう。

今の季節はまだ高い木が葉を広げる前で、
ムササビ巣箱は炎天下に晒されています。
巣箱の中は暑くなるのでしょうね。
ムササビは仰向けに広がって寝ていました。

ムササビ親子170511

こちらは4月16日の記事で紹介した親子の巣箱。
4月上旬に産まれたと思われる子どもはずいぶん大きくなっていて、
最近では壁によじ登ろうとする姿も観察されます。
巣穴から顔を出すのも、もうすぐかもしれません。

今年は他に1組の親子が観察されていましたが、
連休中に巣箱から何処かへと引っ越してしまい、現在行方不明。
騒がしかったのでしょうね・・・。

そしてこちらの巣箱には・・・

オシドリ抱卵170511

カモが座っています。

そう、ムササビ巣箱に営巣するカモと言ったら、オシドリです。
春先には星のや軽井沢の池に滞在していたようで、
ケラ池には夜に何度も飛来しました。
数日前から抱卵しているので、孵化するのは6月初め頃でしょうか?
親子でケラ池まで来てくれるといいですね・・・。

大塚

通過でしょうか?

ゴールデンウィークも終わり、
今日は環境省から委託されている鳥獣保護区管理員の業務として、
国設軽井沢野鳥の森の遊歩道を見て回りました。

森の中にはあまりゴミも無く、若干のティッシュや飴などの包装の破片程度。
恐らくポケットからこぼれ落ちてしまったのでしょうね。
小瀬林道には空き缶やタバコの吸い殻が落ちていましたが、数は多くありませんでした。
皆様、綺麗にご利用頂いて、ありがとうございます。

さて、時期が時期ですから、カメラを背負ってゴミ拾いしているのですが、
木の葉が開いてきたので、チャンスがあれば新緑の中の野鳥を撮る事ができます。
今日はキビタキが協力してくれました。

キビタキ170509
キビタキ♂

なわばり争いの最中だったからでしょうか?
ちょっと顔つきがキツく感じます・・・。

ミソサザイの沢では、ミソサザイもさえずりを披露してくれましたよ。

ミソサザイ170509
ミソサザイ

そして何と、コマドリに遭遇!!

コマドリ170509
コマドリ

毎年4月の中旬に、渡り途中に立ち寄るコマドリを見かけます。
今年も15日頃に数日間滞在していたのですが、5月に見る事は滅多にありません。

コマドリ2170509
もう1枚

口をつぐんだまま小声で「ピルルルル」とぐぜっていたのですが、
オレンジ色は地味ですし、オスに特有の胸の黒帯は無いようです。

この子はメス?それともまだ若いオス?
コマドリは野鳥の森では繁殖していないので、
私には見る機会が少なくて、自信を持って識別できません・・・。

オオルリでは、メスが警戒した時にさえずる事が知られています。
コマドリも、メスがさえずりに似た声を出すのかもしれませんね。
と、言う訳で、私の中ではメスに決定!
きっとこれから、オスが待つ繁殖地へと向かっていくのでしょう。

大塚

5月7日の早朝バードウォッチング

ゴールデンウィークも最終日となりました。
日中、暖かくなる日が多かったので、
森の低木はずいぶん緑の葉を広げてきました。
桜もオオヤマザクラは散り始め、今はヤマザクラが満開になっています。

本日の「早朝バードウォッチング」では、以下の野鳥が確認されました。

マガモ、アオバト(声)、コゲラ(声)、アカゲラ、サンショウクイ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、コガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス(声)、ヤブサメ(声)、エナガ、センダイムシクイ、メジロ、ゴジュウカラ、ミソサザイ、カワガラス、クロツグミ、コルリ、キビタキ、オオルリ、イカル(声)、計24種類

さて、軽井沢野鳥の森の夏鳥たちはメスも到着し、
何やらオスたちは忙しそうになってきましたよ。

昨日の夕方、少し森に入ってみると、
キビタキのメスとそれを追いかけているオスを見つけました。
低い枝にとまっていたメスが、ぱっと地面に降りて虫を捕まえましたよ。

キビタキ♀170506
キビタキ♀

捕まえたイモムシを、ぶんぶん振り回しています。
何のイモムシでしょうか?
背中側が写っている写真を拡大してみました。

キビタキ虫アップ

クリーム色の2本の筋にオレンジ色の点が並んだ、黒っぽいイモムシです。
どうやらウスバシロチョウの幼虫のようですね。

ウスバシロチョウは卵で越冬し、春先にムラサキケマンの葉を食べて成長。
そして5月の下旬には、もう成虫になって飛び始めます。
今は丁度、幼虫がさかんに成長している時期ですね。

しかし、ウスバシロチョウの幼虫は、日中は枯葉の下などに隠れ、
夜になると出てきて葉を食べるという、夜行性のイモムシです。
隠れているはずのイモムシを見つけるとは、
さすがイモムシ好きのキビタキは、鋭い目をしてますね。

大塚

5月2日の早朝バードウォッチング

今朝の「早朝バードウォッチング」は、
私、大塚が今年はじめての担当でした。

今朝、確認できた野鳥は以下の通りです。

カルガモ、キジバト、アオバト(声)、コゲラ、アカゲラ、アオゲラ(声)、サンショウクイ(声)、モズ(声)、ハシボソガラス、ハシブトガラス(声)、コガラ、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ(声)、ウグイス(声)、ヤブサメ(声)、エナガ、センダイムシクイ、メジロ、ゴジュウカラ、キバシリ、ミソサザイ、クロツグミ、アカハラ(声)、コルリ、キビタキ、オオルリ(声)、キセキレイ(声)、イカル、ホオジロ(声)、ノジコ、ガビチョウ(声)、計34種

今朝は5時の時点で気温が0℃!
とても寒い朝でした。

そのためでしょうか?
ピッキオビジターセンターの周囲になわばりを張っているオオルリは、
しんと静まりかえっていました。
でも久しぶりにアカハラのさえずりを聞く事ができましたよ。

アカハラは、私が軽井沢に来た20年程前は、
それこそそこら中にいた野鳥です。
遊歩道をトコトコと歩き回って、すぐ近くに観察できる事もありました。
当時のスライド(まだフィルムカメラだった・・・)には、
500mmレンズでいっぱいに寄った写真が残されています。
それが次第に減少し、現在、野鳥の森では、時々しか確認されなくなってしまいました。

どんぐり池ではノジコが2羽で激しい追い合いをしていました。
先日はペアで歩いていたので、恐らく他所から侵入者のオスがやってきたのでしょう。
コサメビタキもやはり追い合いをしていました。
また、キバシリが低い幹に降りてきてよく見えましたし、
アカゲラが地面を歩く(!)姿や、
梢でさえずるコルリの姿も見ることができました。

ただ、残念だったのは、結局オオルリはさえずりを少し聞いたのみ、
姿を見る事ができなかった事ですね。

さて、朝は梢でさえずっているコルリですが、
さえずり終わると地面に降りて採餌しています。
この数日、何羽かのコルリがサービスよく沢に出て来るので、
それを観察したり撮影できたというお客様からの報告が沢山ありました。

私も今日の夕方、コルリを捜しにいきましたよ。
もう5時過ぎでしたが、ようやく沢に降りて来たコルリに出会いました。

コルリ1170502
コルリ

コルリ2170502
もういっちょ

コルリ3170502
さらに!

コルリ4170502
のび〜

コルリ5170502
おしまい

例年のさえずりを聞いている感じで言うと、
コルリの個体数は、まだ揃い切っていないと思います。

渡来したばかりの時期は、よく沢に出て来るという印象を持っているので、
まだ数日はコルリフィーバーが続きそうですよ。

ただ天気の良い日が続いているので、
日に日に低木の葉が開いてきました。

林内の見通しが効くうちに、コルリに会いに来てみませんか?

大塚

ハイタカ!

今年も昨日28日から「早朝バードウォッチング」が始まりました。
なんと初日はハイタカを見たそうですよ。
昨日は他にもハイタカを見たり撮影した方が、複数いらっしゃったようです。

そして今日は午後の「野鳥の森ネイチャーウォッチング」で、
しかもピッキオビジターセンターを出てすぐ、
ケラ池のほとりでハイタカを目撃しました!

ハイタカ♂170429
ハイタカ(と、捕まったシジュウカラ)

ケラ池の脇に花を咲かせたヤマネコヤナギがあるのですが、
そこにヒヨドリやコガラが来て、花をつついていました。
それをお客様と観察していたのですが、
突然コガラがフリーズ・・・
「おやっ?」と思った瞬間、視界の端を大きめの鳥が横切り、
斜面のすぐ上の枯木に止まりました。
木々の間から双眼鏡で確認すると、なんとハイタカがシジュウカラを掴んでいたのです。
そして羽毛をむしり、食べ始めました。

・・・もう「野生の王国」って感じです。

猛禽類を見る事自体、あまりないのですが、
狩りに成功して食べるシーンは、さらに見る機会がありません。
犠牲になったシジュウカラには悪いですが、
滅多に無いシーンを見ることができました。

昨日観察されたハイタカも、かなり近くで見られたそうです。
恐らく同じ個体でしょう。
また出会えると良いなぁと思う反面、
毎日小鳥が食べられていくと思うとちょっと複雑です。

・・・ちなみにその後のネイチャーウォッチングですが、
次から次へと出るわ出るわ、
キビタキにコルリ、ヤブサメ、センダイムシクイ、ノジコ、キセキレイと、
様々な小鳥が沢のまわりに採餌に集まっていました。

そして一瞬、にわかにかき曇り、パラパラと雨粒が・・・
気圧の谷の通過で、天気が急変したのです。
幸い、雨はパラつく程度で済みましたが、
小鳥たちは、この天候悪化を予見して、活発な採餌行動をしていたようです。

そんなこんなで、今日の午後のネイチャーウォッチングは、
とても内容の濃い2時間となりました。

大塚
プロフィール

ピッキオ

Author:ピッキオ
軽井沢野鳥の森を毎日ガイドしているピッキオが、野鳥の森の季節の自然情報や、日々のネイチャーウォッチングなどで出会った生き物についてご紹介します。
©ピッキオ 禁無断転載

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