ただいま変態中です

どんぐり池にいるヤマアカガエルのオタマジャクシは、ずいぶん成長してきました。
足が生えたり、手が生えたり、もう上陸し始めたものもいますよ。

ヤマアカ変態中

まだ長いしっぽがありますが、完全に水中から出ています。

ヤマアカほぼ子ガエル

こちらはずいぶんしっぽが短くなっていますね。

ヤマアカ子ガエル

彼らの全長は、たったの1.5センチほどです。
これからどんぐり池をはなれ、森の地面で暮らします。
そして2〜3年すると、繁殖のために池に戻ってくるのです。

ただ、生き延びることができるのはごくわずか。
この子は無事に帰ってくるでしょうか?

大塚

卵塊の受難

3月14日にどんぐり池に産みつけられた、
ヤマアカガエルの卵塊ですが、
そのほとんどが見えなくなってしまいました。
水槽に隔離していた卵塊も流出して行方不明です。

目撃情報によれば、数日前にオシドリのメスが1羽、
水際をくちばしでバシャバシャやっていたとの事、
卵塊を食べてしまったのでしょうか?
それとも水生生物を探してかき回しているうちに、
卵塊が沖に流出してしまったのでしょうか?

よ〜く見ると少し深い場所に、
ふ化直前のぐずぐずになった卵塊がありました。
どうやら、全滅は避けられたようですね。
もうすぐ、オタマジャクシになって泳ぎ始めるでしょう。

さて、今日は新しい卵塊がありましたよ。

ヤマアカ卵130330
ヤマアカガエルの新卵塊

早速、空になってしまった水槽にひとつ入れました。
まだ細胞分裂を3回しかしていない(8細胞期)真新しい卵塊です。

ヤマアカ8細胞期

今日は日中、肌寒く、ヤマアカガエル達も水底に潜ったままでした。
しかし昨日は随分と暖かでしたから、
きっと昨夜から今朝に掛けて、卵が産みつけられたのでしょう。

大塚

ヤマアカガエルの産卵が始まりました

今年も野鳥の森のどんぐり池で、
ヤマアカガエルの産卵が始まりました。

昨日14日の朝、「野鳥の森ネイチャーウォッチング」の
ガイドに出たスタッフか確認したのです。
私も本日カメラを持って、様子を見に行ってみましたよ。

どんぐり池に近付くと、
池の方から「キャラララ・キャラララ」という可愛らしい声が聞こえてきます。
そ〜っと近付いたのですが、カエルはすぐに驚いて、
みんな池の中に潜ってしまいました。

しばらくじっと待っていると、
1匹、2匹と浮上してきます。

ヤマアカ♂正面130315
ヤマアカガエル♂

「ぷか〜っ」と浮き上がったところを正面から撮ってみました。
手足が「だら〜ん」としていて、ちょっとだらしないですね。

ヤマアカ♂130315
ヤマアカガエル♂

浅瀬に出て来たオスをアップ気味に・・・。
瞳に青空と太陽が映り込んでいます。
オスは岸辺の方を向いて、メスが産卵のために池にやってくるのを待ちます。

しかし私が少し動くだけで、オス達は慌てて水底に隠れてしまいます。
警戒心が高いですね。

ヤマアカガエルは春いちばんに繁殖し、
しかも短期間に大量のカエルが産卵場所に集中します。
冬を越した森の動物たち、例えばタヌキやイノシシ、
そして野鳥のフクロウやノスリ、カラス、カモ類など、
年に一度のこのチャンスを、楽しみに(?)待っている者が
大勢いるのです。

だからカエルだって、のんびりしてはいられません・・・。

さて、岸辺にはすでに、20卵塊ほどが産みつけられました。
今年はそのうちひとつを、水槽に入れて置いています。

ヤマアカ卵水槽
ヤマアカガエルの卵塊と水槽

孵化までの日数を、きっちり調べようという訳です。

そしてもちろん今年も、アノ看板を設置しました。

カエル看板130315

雨が降る夜は、運転にご注意下さい。

大塚

今年も予定通り

先日の積雪で、再び雪景色になってしまった軽井沢ですが、
どうやって春を認識しているのでしょう?
今年もちゃんと、どんぐり池のヤマアカガエルが産卵を始めました。

ヤマアカ卵塊120315
ヤマアカガエルの卵塊

今朝の「野鳥の森ネイチャーウォッチング」では卵塊が1つあったという話でしたが、
私が夕方に撮影しにいくと、すでに8つの卵塊が産みつけられていました。
ちなみに昨年も、同じ3月15日に産卵を確認しています。

ヤマアカ卵2細胞120315
2細胞期

卵をよく見ると、縦に1本の筋が入っています。
卵細胞が細胞分裂(卵割)して、2つの細胞になっている状態です。
カエルの受精卵は1つが2つ、4つ、8つ・・・と、倍々で細胞数を増やしていきます。
2細胞期ということは、本当にまだ産みつけられて数時間ということです。

ヤマアカ抱接120315
ヤマアカガエルのペア

卵塊を観察していると、一度驚いて水底に沈んでいたカエルたちが出てきました。
お腹が大きく膨らんだメスの背中に、小さなオスが抱き付いています。
少なくても産卵前のペアが、5組は確認できましたよ。
明日の朝になったら、さらに卵塊が増えていることでしょう。

大塚

ヤマアカガエルが孵化しました

どんぐり池のヤマアカガエルは、この3、4日で孵化しました。

ヤマアカ孵化

ゼラチンがふやけて藻類が生え、なんだかよく判らなくなってきています。
白い粒々は、どうやら死んでしまった卵のようです。
寒い日が続きましたから、水面に接している卵は凍死してしまったのかもしれませんね。
写真の下半分に、孵化したオタマジャクシたちが集まっています。

ヤマアカ孵化直後
孵化直後のオタマジャクシ


まだオタマジャクシらしくありませんね。
頭の両脇に出て枝分かれしているのはエラです。
これから体が大きくなっていくと、エラは周囲がおおわれて、
外部からは見えなくなります。

ところでこの姿、同じ両生類であるサンショウウオの幼生にそっくりです。
「個体発生は系統発生を繰り返す」という言葉がありますが、
オタマジャクシという独特の形をした幼生の進化は、
どのようにして起こったのでしょうね?

ヤマアカ孵化前2
孵化前のオタマジャクシ(口が見えます)

この写真を撮影したのは一昨日なのですが、
まだゼリーに包まれた、孵化前のオタマジャクシもいました。
今日、森に入ったスタッフによれば、もう卵塊が判らないということだったので、
きっとほとんどが孵化したのでしょう。
しばらくすれば、岸辺を埋め尽くすオタマジャクシが見られるようになると思います。

軽井沢は明日の午後から雨の予報です。
この雨で、まだ産卵していないヤマアカガエルがやってくるかもしれません。
また新しい卵塊が見つかるでしょうか?

大塚
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ピッキオ

Author:ピッキオ
軽井沢野鳥の森を毎日ガイドしているピッキオが、野鳥の森の季節の自然情報や、日々のネイチャーウォッチングなどで出会った生き物についてご紹介します。
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