ツグミ祭りです

みなさまの地域では、昨夜の皆既月食は観られましたでしょうか?
軽井沢では時々薄い雲が流れて来たものの、
欠けはじめから皆既月食まではしっかりと観る事ができました。
しかし、地球の影から満月が顔を出す頃には、
空一面が薄い雲に覆われて、おぼろ月になってしまいました。

さて、一夜明けて今朝は曇り空。
約半月ぶりに鳥獣保護区管理員の業務として、軽井沢野鳥の森の遊歩道を巡回しました。

今日は調査ではないのでカウントはしませんでしたが、以下の野鳥を確認しましたよ。

ノスリ、コゲラ、アカゲラ、カケス、コガラ、ヒガラ、ヒヨドリ、エナガ、ヒレンジャク、ゴジュウカラ、カワガラス、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ、アトリ、イカル

今日もやたらと目に付いたのはツグミでした。
斜面全体が落ち葉を返す音でザワザワしている程の大きな群れがいましたよ。
地面から飛び立った1羽が、見通しの良い場所に止まってくれました。

ツグミ180201-1
ツグミ

ちょっとピントを外してしまいましたね。

昼頃からは細かい粉雪が舞いはじめました。
雪の中でじっとしているツグミもいましたよ。

ツグミ180201-2
ツグミ

しばらくじっとしてくれたのですが、
どうにも枝が邪魔で、全身が写るアングルが見つけられませんでした。

寒いのでしょうね。
羽毛を膨らませてふっくらしています。

今日は他にも亜種ハチジョウツグミを目撃したのですが、
レンズを向けてシャッターを切ろうとした瞬間に飛び立ち、
残念ながら、ブレた後姿がかろうじて画面に入っているだけでした。

大塚

野鳥調査情報(2018年1月11日)

軽井沢は昨夜うっすらと雪が積もり、今朝はとても冷え込みました。
今日は日中でも気温が氷点下の真冬日です。

そんな寒い中でも、野鳥たちは活動しています。
本日確認された野鳥は以下の通りです。

コゲラ、アカゲラ、アオゲラ(声)、コガラ、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ヒレンジャク、ゴジュウカラ、キバシリ、ミソサザイ、カワガラス(声)、ツグミ、アトリ、マヒワ、イカル、計17種

寒さもあってか、確認された種類数は少なめでした。
しかしこの寒さの中でも、コガラやシジュウカラのさえずりが聞こえました。
アオゲラの「ぴょ〜・ぴょ〜」も響いてましたよ。

冬至からまだ半月程ですが、鳥たちはすでに春を感じているのでしょうか?

キバシリ180111
目の前に降りて来たキバシリ

さて、種類数は少なかったですが、
カウントした個体数はなんと500羽オーバー。
アトリやツグミの群れに、至る所で出会いました。

そして3番目に多くカウントしたのがこの鳥。

ヒレンジャク180111
ヒレンジャク

そう、昨日確認したヒレンジャクです。
ヤドリギの周りに群れ集まって、その実を食べています。
1枚の写真に9羽が写っていますが、2カ所で合計67羽カウントしました。
これだけ大勢で飛来したのは何年ぶりでしょうか?

今までの経験からすると、ヒレンジャクは確認直後が最も数が多く、
次第に他へ移動して、数が減って行く場合が多いです。

観察するなら今がチャンスですよ!

大塚

ヒレンジャク来る!

昨日、1月9日の夕方。
ケラ池スケートリンクから見えるヤドリギの付いた木のあたりから、
「すぴ〜」というか細い声が聞こえてきました。

「ん?この声は・・・」そう思って見上げると、
10羽程の小鳥が飛び去っていきました。

そして今朝。
ケラ池スケートリンクの準備をしていると、やはり「すぴ〜」という声。
見上げると、カラマツの梢に小鳥の群れが止まっていました。

双眼鏡を持ち出して尾羽の先の赤を確認。
そう、今シーズン初確認のヒレンジャクです。

カメラを持ち出そうとしましたが、
ヒレンジャクの群れは、ふたたび飛び去ってしまいました。
その数、約20羽です。

ようやく来ましたね。

写真を撮ろうと星野エリアのヤドリギポイントを一巡しましたが、
残念ながら空振り。
その代わりに(?)撮れたのは、
ヤドリギを巡ってライバル関係にあるヒヨドリでした。

ヒヨドリ180111
ヒヨドリ

ヤマガシュウのつるにぶら下がるようにして、実を食べています。
くちばしの先でついばんだ実を、
空中に放り投げるようにして口の奥に入れる瞬間が、
偶然写っていました。

ヒヨドリ180111-2
もう1枚

ヒヨドリもヒレンジャクも、木の実が好きな野鳥です。
そして木の実を丸呑みし、糞とともに種子を運びます。
ヤドリギに限らず、様々な木の種子が、彼らによって運ばれているのです。

大塚

野鳥調査情報(2017年12月16日)

今朝の軽井沢は良い天気でしたが、
少し風が強かったです。

本日確認した野鳥は以下の通りです。

コゲラ、アカゲラ、ハシブトガラス、コガラ、ヒガラ、シジュウカラ、エナガ、ゴジュウカラ、ミソサザイ、カワガラス(声)、トラツグミ、ツグミ(声)、ルリビタキ(声)、アトリ、カワラヒワ(声)、ベニマシコ(声)、イカル、ホオジロ、ミヤマホオジロ、計19種

アカゲラ休憩所前の草地で、「チッ」「チッ」と、
か細い地鳴きが聞こえてきました。
ホオジロ類だろうとは思ったのですが、姿が見えません。
しばらくして茂みの中から姿を現したのは、ミヤマホオジロのオスでした。

ミヤマホオジロ171216
ミヤマホオジロ♂

モロに枝かぶりで残念ですが、とりあえず証拠写真です。

先日、お客様から情報は頂いていましたが、
私自身は今シーズン初確認でした。

ミヤマホオジロもカシラダカも、ついでにアオジやノジコも、
地鳴きをカタカナで標記すると「チッ」となります。
頻繁に聞いていれば、それぞれの微妙な違いが聞き分けられるかもしれませんが、
ホオジロ類が少なくなった今の野鳥の森では、なかなか難しいですね。

ちなみにホオジロは「チチチッ」と「チ」を3〜4回続けるので聞き分けやすいです。

アカゲラ休憩所では、カモシカが1頭、
「ガッサ」「ガッサ」と走り去って行きました。
残念ながら撮影はできず。

カモシカは「ぽけ〜」っとこちらを眺めていることもあるのですが、
今日の子は警戒心が強かったようです。

鶴溜の出入り口に向かう遊歩道の途中では、アトリの大群に出会いました。
私の接近に、地面から次々と飛び上がっていきます。
遊歩道上を横切る姿を目安にカウントすると、188羽まで数えられました。
恐らく、200羽を越える群れだったのでしょう。

アカゲラ休憩所からミソサザイの沢に降りる遊歩道の途中では、
トラツグミを見つけました。

トラツグミ171216
トラツグミ

地面から無言で枯枝に飛び乗った姿を見つけ、
「ツグミかな?」と双眼鏡を向けたところ、全身ウロコ模様でした。

先週、他のスタッフが「野鳥の森ネイチャーウォッチング」の際に、
どんぐり池付近でトラツグミを目撃していました。
もしかすると同一個体かもしれませんね。

遊歩道を一通り歩き終えると、ゴール地点は野鳥の森中央のT字路となります。
そこからまたアカゲラ休憩所前の草地を見ると、
調査時には見つからなかったカシラダカが飛び立ちました。
さらに、さっきは鳴き声だけだったルリビタキが、顔を出してくれましたよ。

ルリビタキ171216
ルリビタキ♂

先月の調査でも、同じ場所でルリビタキの成鳥オスを確認しています。
こちらも同一個体かもしれませんね。

大塚

保護色な鳥たち

今日の軽井沢は良い天気でしたが、気持ち悪いほどの暖かさでした。
昼頃にはポツポツと雨粒も落ちましたが、本降りになる事はありませんでした。

野鳥の森遊歩道の巡回に出かけると、どんぐり池の奥にある水溜まりに、
アトリの群れが降りて水飲みをしていましたよ。

アトリ171129
アトリ

逆光で見ると、胸のオレンジ色が驚く程、光を透過した枯れ葉に似ています。
翼の黒い色も相まって、見事な隠蔽効果を生み出していました。
白いお腹は、うまく地面に隠れて見えません。
アトリの体色は、枯れ葉が積もった森の地面に同化するようにできているんですね。

アカゲラ休憩所前の伐採地では、ホオジロのペアが草むらの中で食事していました。
「チチチッ」という声だけで、なかなか姿を現さないのですが、
メスが一瞬、切り株の上に立って周囲を見回しました。

ホオジロ♀171129
ホオジロ♀

ホオジロの体色も、枯草の中では目立たないようになっています。
特にメスは、オスほど頬が白くないので、より目立たないですね。
オスもいたのですが、結局茂みから出てこずじまいでした。

小瀬林道では、水が染み出したところにカラ類が降りて来ていました。
シジュウカラやゴジュウカラ、コガラ、ヒガラが、
順番に水辺に降りて水浴びをしていましたよ。

ヒガラ171129
ヒガラ(順番待ち中)

アトリやホオジロと比較すると、とても背景に紛れるようには見えません。
あまり地面にいる時間が長くない鳥ですから、
地面に紛れるような体色にはならないのでしょうね。

では、カラ類に一般的な「白」「黒」「灰色」といった配色には、
いったいどんな意味があるのでしょうか?
高い木々の枝先に暮らす上で、何か都合が良い色なのでしょうかね?

大塚

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Author:ピッキオ
軽井沢野鳥の森を毎日ガイドしているピッキオが、野鳥の森の季節の自然情報や、日々のネイチャーウォッチングなどで出会った生き物についてご紹介します。
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