ハイタカ!

今年も昨日28日から「早朝バードウォッチング」が始まりました。
なんと初日はハイタカを見たそうですよ。
昨日は他にもハイタカを見たり撮影した方が、複数いらっしゃったようです。

そして今日は午後の「野鳥の森ネイチャーウォッチング」で、
しかもピッキオビジターセンターを出てすぐ、
ケラ池のほとりでハイタカを目撃しました!

ハイタカ♂170429
ハイタカ(と、捕まったシジュウカラ)

ケラ池の脇に花を咲かせたヤマネコヤナギがあるのですが、
そこにヒヨドリやコガラが来て、花をつついていました。
それをお客様と観察していたのですが、
突然コガラがフリーズ・・・
「おやっ?」と思った瞬間、視界の端を大きめの鳥が横切り、
斜面のすぐ上の枯木に止まりました。
木々の間から双眼鏡で確認すると、なんとハイタカがシジュウカラを掴んでいたのです。
そして羽毛をむしり、食べ始めました。

・・・もう「野生の王国」って感じです。

猛禽類を見る事自体、あまりないのですが、
狩りに成功して食べるシーンは、さらに見る機会がありません。
犠牲になったシジュウカラには悪いですが、
滅多に無いシーンを見ることができました。

昨日観察されたハイタカも、かなり近くで見られたそうです。
恐らく同じ個体でしょう。
また出会えると良いなぁと思う反面、
毎日小鳥が食べられていくと思うとちょっと複雑です。

・・・ちなみにその後のネイチャーウォッチングですが、
次から次へと出るわ出るわ、
キビタキにコルリ、ヤブサメ、センダイムシクイ、ノジコ、キセキレイと、
様々な小鳥が沢のまわりに採餌に集まっていました。

そして一瞬、にわかにかき曇り、パラパラと雨粒が・・・
気圧の谷の通過で、天気が急変したのです。
幸い、雨はパラつく程度で済みましたが、
小鳥たちは、この天候悪化を予見して、活発な採餌行動をしていたようです。

そんなこんなで、今日の午後のネイチャーウォッチングは、
とても内容の濃い2時間となりました。

大塚

夏鳥いろいろ

星野エリアでは、オオヤマザクラが咲き始めました。
トンボの湯周辺の斜面などが、ピンク色に染まってきましたよ。

夏鳥も、一昨日24日にお客様からノジコの情報を頂き、
カッコウ類以外はすべて揃いました。
個体数も日に日に増えて来ているようです。

今日は朝から曇り空で、午後から雨予報でしたが、なかなか降り始めません。
きっと鳥たちは、天気が崩れる前に活発に採餌行動をおこなうでしょう。
そう思って、カメラを持って外に出ましたよ。

思った通り、湯川にはヒタキ類が虫を捜しに集まっていました。

コサメビタキ170426
コサメビタキ

先日から樹上でブツブツさえずっていたのは知っていましたが、
今年はじめて、しっかりと姿を拝見しました。
コサメビタキのさえずりは、様々な野鳥の声を次々と続けて真似る
とても複雑なものです。
いつかはその様子を動画で撮影したい・・・。

そしてオオルリも出てきましたよ。

オオルリ1170426
オオルリ

上からの撮影なので、青い色は良く出ますが、
目線が上を向くと姿勢がちょっと変・・・。
でも実は、こっちを見ているのではなく、反対側の目で地面を見ているのです。
この次の瞬間、川岸に降りて何かをついばんでいました。

オオルリ2170426

背中側から見ると、少しエメラルドグリーンがかって見えます。
クマイチゴの枝が被ってしまったのが残念。

オオルリ3170426

目の前に止まりました。
トリミングしてません・・・。

次に野鳥の森の遊歩道を、どんぐり池に向かって歩きました。
沢にはキビタキが何羽も出ていていましたよ。

キビタキ1170426
キビタキ

沢のまわりで、やはり虫を捜しているようで、
地面近くの枝や石の上に止まります。
こんなによく降りてくるのは、まだ葉が少ない今の時期だけです。

キビタキ2170426
キビタキ

キビタキを追いながらも、目は頻繁に沢を見回します。
なぜなら本命はコルリだからです。
そして何とも運良く、コルリが沢に降りてきました。

コルリ170426
コルリ

しばらく沢に沿って餌をさがしていましたが、
キビタキと違って歩き回りながら餌をさがすのと、
静止していても小刻みに震えているので、
暗い条件ではブレないように撮るのが難しい小鳥です。
しかもさっきからカメラのバッテリーが切れそう・・・。

結局、ピントが合ってブレてなかったのはこのコマだけ
(しかも尾羽はブレて写っている)。
今年もコルリさんには苦戦しそうです。

大塚

コルリも到着しました

今朝の軽井沢は冷え込んで、
私の自宅では、車のフロントガラスに霜がついていました。

訳あって朝早くに出社したので、野鳥の森を歩いてきましたよ。
ミソサザイの沢では、今年はじめてのコルリに出会いました。

コルリ170423
コルリ♂

21日にはサンショウクイも確認していますので、
これでカッコウ類以外の夏鳥は、ノジコを除いてすべて到着しました。

今朝はキビタキにも出会いました。

キビタキ170423
キビタキ♂

キビタキも数が増えて来たようで、
どんぐり池では3羽のオスがなわばり争いしていました。

オオルリもミソサザイの沢とピッキオビジターセンターの上でさえずっていましたが、
高い梢だったので撮影はできませんでした。

湯川に掛かるフクロウ橋では、
イヌコリヤナギの花にヒガラが来ていました。

ヒガラ170423
ヒガラ

毎年撮影しているシーンですが、
やっぱり花粉まみれで黄色くなっています。
ヤナギの花にはエナガやメジロも来ていましたよ。

今朝はアオバトの声も森に響いていました。
いよいよバードォッチングシーズン本番といったところですね。

4月28日からは、「早朝バードウォッチング」が始まります。
「森の小鳥を見たいけど、鳴き声の聞き分けや姿を見つけるのが難しい」
そう思っている方には、絶対にオススメですよ。

大塚

もう巣立ちビナ

軽井沢はコブシの花も咲き始め、春本番を迎えました。

夏鳥の初認情報も、続々と集まっています。
今年はすでに、4月7日にウグイス(軽井沢では夏鳥)
4月14日にコマドリ(通過)、センダイムシクイ
4月15日にクロツグミ
4月17日にヤブサメ、キビタキ、メジロ(軽井沢では夏鳥)、アオジ(同左)
4月18日にオオルリが確認されています。

今朝はピッキオビジターセンター脇の斜面の上に立つカラマツの梢で、
オオルリが朗々とさえずっていましたよ。

さて、トンボの湯の脇にあるムササビ巣箱をチェックしていると、
湯川から鳥のヒナらしい声が聞こえてきました。

トンボの湯に隣接して建っている自家水力発電所の排水路のトンネルの中で、
今年もカワガラスが営巣している事は、ヒナの声や親鳥の行動で判っていました。
どうやら、もうヒナが巣立ったようです。
そこで、湯川に沿った遊歩道に降りて、ヒナの姿を捜してみましたよ。

すると下流から、キセキレイのペアがやってきました。

キセキレイ♀170420
キセキレイ♀

喉が白いメスのキセキレイと・・・、

キセキレイ♂170420
キセキレイ♂

それを追うように付き従う、喉が黒いキセキレイのオスです。

また、ミソサザイも盛んにさえずっています。
川面を背景に苔が生えた石の上という、
もうこれ以上無いくらい良い場所でさえずってくれましたが・・・

ミソサザイ170420
ミソサザイ

むこうばかり向いて、目にキャッチライトが入らない・・・(涙)。

そうこうしているうちに、木の根の下からカワガラスのヒナが出てきました。

カワガラスヒナ170420
カワガラスのヒナ

どうやら、日陰に身を潜めて休んでいたようです。
親鳥から給餌される場面を撮りたいと思っていたのですが、
そのまま上流へ飛び去ってしまいました。

カワガラスは水生昆虫を主な食料にしているので、
暖かくなって水生昆虫が羽化する前、まだ雪が舞う頃から子育てを始めます。
そのため、いち早くヒナが巣立つのですね。

イモムシなどを食料にするシジュウカラは、やっと巣づくりを始めたところですから、
それに比べるとずいぶんと早いです。

大塚

半日で冬から春へ(野鳥調査情報2017年4月12日)

昨日の軽井沢は、朝から雪が降っていました。
夕方から雨に変わりましたが、
今朝の森にはまだうっすらと雪が残っていましたよ。

毎月定例の鳥類調査で森を歩くと、
雪の上にいくつもの動物の足跡が残っていました。

タヌキ足跡170412
タヌキ

カモシカ足跡170412
ニホンカモシカ

イノシシ足跡170412
イノシシ

調査を始めた時間帯は深い霧が出ていましたが、
日が昇るにつれて霧が晴れ、次第に良い天気になりました。

そんな中で確認された野鳥は以下の通りです。

トビ、コゲラ、アカゲラ、アオゲラ、カケス、ハシブトガラス、コガラ、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、エナガ、ヒレンジャク、ゴジュウカラ、キバシリ、ミソサザイ、キセキレイ、アトリ、カワラヒワ、シメ、イカル、ホオジロ、計21種

もう4月ですが、ようやく今シーズンはじめて、
冬鳥のヒレンジャクを確認しました。

ヒレンジャク170412
証拠写真・・・

確認できたのは15羽。
ヤドリギの実を食べていましたよ。
渡りの時期になって、ようやく立ち寄ってくれましたね。

一方で、もう巣づくりを始めている野鳥もいます。
今日はゴジュウカラが樹洞に出入りしているのを観察しました。

ゴジュウカラ造巣170412
ゴジュウカラ

木屑のようなものをくわえて、
樹洞入口の内側になすり付けていました。
ゴジュウカラは巣穴の入口を泥などで狭くする習性があります。
どうやらその左官作業を目撃したようです。

街中ではもうツバメを見ていますが、
森にはまだ夏鳥の姿は見つかりませんでした。
でも、もうあと数日で、クロツグミなどは到着するのでしょうね。

午後、ピッキオビジターセンターの前では、アズマイチゲが咲いていました。

アズマイチゲ170412
アズマイチゲ

例年、4月の第1週あたりに咲き始めますので、
今年は約1週間遅かったですね。

朝に残っていた雪もほとんど無くなり、
ほんの半日程で、すっかり冬から春になったようです。

大塚
プロフィール

ピッキオ

Author:ピッキオ
軽井沢野鳥の森を毎日ガイドしているピッキオが、野鳥の森の季節の自然情報や、日々のネイチャーウォッチングなどで出会った生き物についてご紹介します。
©ピッキオ 禁無断転載

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