イタドリの葉巻

最近、道路脇などのイタドリに、葉巻がぶら下がっています。

イタドリの葉巻
イタドリの葉巻

イタドリの芽を、皮1枚残して切り、しおらせた葉を何枚か使って、葉巻が作られているのです。
長さ10~20センチ、太さ1センチちょっとの、とても立派な葉巻です。

さて、誰が何のためにこんな葉巻を作ったのでしょうか?
まだ作りかけらしい、巻き途中の葉巻の近くで、休憩中の制作者を見つけました。

ドロハマキチョッキリ
「大仕事よ、まったく・・・」

体長7ミリ程のとても小さな、しかし金緑色に輝く美しい虫です。
名前を「ドロハマキチョッキリ」。
春にドロノキなどの枝先を「ちょっきり」切って、葉巻を作るのでそう呼ばれます。
初夏になると、まだやわらかいイタドリに移住するようで、
そこらじゅうのイタドリから、葉巻がぶら下がる事態となります。

そもそも、なんでこんなものを作るのでしょうか?
実はこの葉巻、子どもたちが育つゆりかごなのです。
ドロハマキチョッキリのお母さんは、この葉巻にいくつもの卵を産み付けます。
孵った幼虫は、葉巻の中を食べて成長するという訳です。

イタドリの上を捜していると、違う種類の虫も見つけました。

イタドリハムシ
「オレンジ色が目立つでしょ・・・」

こちらは大きさ8ミリ程のイタドリハムシ。
成虫はイタドリの葉を食べ、幼虫もイタドリの葉を食べます。
でもゆりかごを作るなんて大変なことはしません。
幼虫にも立派な脚があって、葉の上を歩き回りながら葉をかじっています。

春から初夏にかけては、こんな小さな甲虫たちが、よく見られる季節です。

大塚
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No title

いつも美しい写真をありがとうございます。
ドロハマキチョッキリってこんなにきれいなのですね~
それにこの大仕事を終えてヤレヤレ感が伝わってくるようです。
ワンシーズン何個ぐらいつくるのかしら…
月末に軽井沢に行く予定なので、さがしてみようと思います。

Re: No title

チェスナッツさん
コメントありがとうございます。

ドロハマキチョッキリはちっちゃいですので、目を皿のようにして捜してみて下さい。
葉巻が付いているあたりのイタドリを捜すのがよいでしょうね。
作りかけの葉巻があれば、近くにいる可能性大です。

1匹のメスが一生に何本の葉巻を巻くのか?
興味深いところですが、図鑑等を調べても判りませんでした。
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ピッキオ

Author:ピッキオ
軽井沢野鳥の森を毎日ガイドしているピッキオが、野鳥の森の季節の自然情報や、日々のネイチャーウォッチングなどで出会った生き物についてご紹介します。
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