モドキって言うけれど

今日の軽井沢は爽やかに晴れ渡り、
風も涼しくてとても気持ちの良い1日でした。

軽井沢野鳥の森の中では、
たくさんのウスバシロチョウがふわふわと飛び交って、
まるで夢の中のようでしたよ。

でも今日撮影したのは、道路で拾ったこんな虫。

アゲハモドキ150604
アゲハモドキ

黒いアゲハチョウに良く似た姿の、アゲハモドキという蛾です。

アゲハモドキは、ジャコウアゲハのメスに擬態していると言われています。
この写真でもちょっと写っていますが、腹部の赤い斑紋なんかも、
ジャコウアゲハのメスに良く似ているのです。

そしてジャコウアゲハは、幼虫の時に食べた植物の毒を体内に蓄積していて、
その毒によって野鳥などの天敵に襲われにくいと言われています。
だからジャコウアゲハに似ていると、それだけで野鳥に襲われにくくなるのです…

って、本当なのでしょうか?

まず、アゲハモドキはジャコウアゲハと比較すると、
半分くらいの大きさしかありません。
いくら鳥でも間違えそうにないですよね。

そしてさらに、肝心のジャコウアゲハが、野鳥の森にはいないのです。
恐らく野鳥の森の小鳥達は、ジャコウアゲハの味を知らないでしょう。
これではせっかくアゲハモドキが擬態していても、意味がありませんね。

まぁ、赤黒のカラーリングは、昆虫界では広く
「私、不味いです」のアピールに使われていますので、
食べられにくい効果はあるのかもしれません。

もしかしたらアゲハモドキとジャコウアゲハは、
「ミミック(擬態者)」と「モデル」ではなく、
単なる「他人のそら似」なのかもしれませんね。

大塚
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軽井沢野鳥の森を毎日ガイドしているピッキオが、野鳥の森の季節の自然情報や、日々のネイチャーウォッチングなどで出会った生き物についてご紹介します。
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