アカネズミのおうち

先日、森の中で、アカネズミの巣穴を見つけました。
何故アカネズミだと判ったかと言うと、入口に表札が掛かっていたからです(笑)。

ネズミ巣穴140924
アカネズミの巣穴

巣穴の前に、穴の開いたクルミがコロコロと置いてあります。
実はこれ、アカネズミがオニグルミを食べた食痕なのです。

たぶん森でオニグルミを拾ったアカネズミは、
硬い殻に覆われたクルミを安全な場所でゆっくり食べようと、
巣穴に持ち帰ったのでしょう。
そしてクルミを食べ終わったら、要らなくなった殻を外に「ポイッ!」。

それを何度も繰り返した結果、
玄関先にクルミの殻がいくつも並ぶ事になったのだと思います。

クルミ食痕ネズミ140924

アカネズミは、クルミの殻の真横から、縫合線の部分に穴を開けて中身を食べます。
それを左右からおこなうので、2つの穴が開いた食痕が典型的です。
しかしこのクルミの殻をよく見ると、奥と手前左の2つは典型的な食痕ですが、
手前の殻は、縫合線ではない部分に穴を開けています。
右の殻は、縫合線から開けているものの、ずいぶん広く齧りました。

久しぶりの(もしかしたら産まれて初めての)クルミの実に、
どうやったら楽に中身が食べられるのか、
いろいろ試しながら齧っていたのでしょうか?

「2つ穴を開けるんだよ」というのは本能が教えてくれるけど、
何処に穴を開けるべきなのかを知るには、
実際に自分で工夫して学習しないといけないのかもしれません。

動物の行動のどこまでが本能で決められ、
どこから学習や創意工夫の余地があるのか?
動物たちの暮らしを見ていると、そんな事に興味が湧いて来ます。

大塚
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軽井沢野鳥の森を毎日ガイドしているピッキオが、野鳥の森の季節の自然情報や、日々のネイチャーウォッチングなどで出会った生き物についてご紹介します。
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