ムササビの出巣時刻調査

空飛ぶムササビウォッチング」の開催を3月20日に控え、
連日、ムササビが巣から出かける様子を調査しています。

ムササビは冬の間、目覚めて出掛ける時間が不規則になります。
軽井沢では3月に入っても、寝坊助のムササビがけっこういるので、
早起きのムササビが何処の巣箱を使っているか、
それを事前に知っておくことは、非常に重要なのです。

ちなみに先日観察したムササビは、2時間待っても出てきませんでした(涙)。
今日のムササビはどうでしょうか?

ムササビモニター140317

まず、巣箱カメラから伸びるコードにモニターを接続し、
まだムササビが寝ていることを確認します。

ムササビは目覚めると、巣の中でグルーミングを始めます。
そろそろ顔を出すかな?・・・と思いながら待っていると、
突然、山の斜面の上のほうで、動物が雪の上を歩く音がしました。
するとその音に反応し、ムササビが巣箱から顔を出します。

ムササビ観察140317

すかさず赤いライトを照らして、双眼鏡で確認すると・・・。

ムササビ顔出し140317

顔が出ています。

しかしすぐに引っ込み、
巣箱の底で丸くなってしまいました。

斜面の上のほうから、
「ギャン・ギャン・ギャン」と
キツネの吠える声がします。

ムササビはじっと動かなくなってしまいました。
どうやらキツネの声で警戒してしまったようです。

いや〜な予感が・・・

でも仕方が無いので、そのまま待ちます。
雪が積もった森の中でじっとしていると、足の先からしんしんと冷えて来ます。
待つこと十数分、ムササビはようやくグルーミングを再開しました。

そして・・・

ムササビ出巣140317

再び顔を出し、今度はぐうっと身を乗り出しました。

しばらく外の様子を確認してから、ムササビは巣箱の屋根に登ります。
そして木の幹をするすると登っていきました。

ムササビ木登り140317

この後、梢からジャンプ!
数十メートルの大滑空を披露して、森の闇の中へと消えていきました。

今夜はキツネの妨害(?)に遭いましたが、
まぁ待てる時間内にムササビが出掛けてくれました。
何事も無ければ、もっと早くに出掛けてくれたでしょう。

このような調査が、ムササビの出巣時間が安定するまで、
まだしばらくは続くのです。

大塚
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軽井沢野鳥の森を毎日ガイドしているピッキオが、野鳥の森の季節の自然情報や、日々のネイチャーウォッチングなどで出会った生き物についてご紹介します。
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