巣穴を巡る攻防

野鳥の森の遊歩道沿いに、古くからあるキツツキの穴があります。
ミズキの幹、地上5mほどの高さにあるのですが、
いつからそこに開いているのか、もう記憶にありません。

今日、その穴の前を通りかかると、何かがチラチラ揺れているのが見えました。
なんだろうと双眼鏡を向けると、1枚の羽毛が引っかかっていました。

アオゲラねぐら

羽毛の先の方が、少し黄緑色がかっています。
どうやらアオゲラの背中の羽毛のようです。
この穴は、アオゲラが夜のねぐらに利用しているのでしょう。
きっと今朝、出掛ける際に羽毛を引っ掛けていったのでしょうね。

このミズキは生きているので、穴の周辺の樹皮を成長させて、
穴を塞ごうと努力しています。
しかし穴の周囲に削られた跡がありますね。
キツツキも穴を維持するために、メンテナンスしているのです。

そんな穴を巡る攻防が、ここでは何年も続いています。
たぶんキツツキの方は、何世代も入れ替わっていると思いますが・・・。

ちなみにこの穴、春先になると、キツツキが削った傷跡から水が滴り落ちます。
ミズキは春に、たくさんの水を吸い上げるからです。
そして穴はビショビショに・・・

その時、穴の中がどうなっているのかは判りませんが、
ミズキがキツツキに、ささやかな抵抗をしているような気がしてなりません。

大塚
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軽井沢野鳥の森を毎日ガイドしているピッキオが、野鳥の森の季節の自然情報や、日々のネイチャーウォッチングなどで出会った生き物についてご紹介します。
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