カッコウの鳴く頃

軽井沢もここ数日、雨の日が続いています。
今日は昼休みにちょっと空が明るくなったので、何か撮れないかと外に出てみました。
野鳥の森の入口付近では、こんなものが目立って来ています。

アワフキムシ泡
唾・・・?

カッコウが鳴き出す頃、木や草に唾のような泡が見られるようになるので、
昔のヨーロッパでは「カッコウの唾」と呼んだそうです。

もちろん!そんな筈はありません。
実は泡の中には、昆虫が隠れているのです。
よーく見ると、クリーム色の背中がチラッと見えています。

では、泡を取り除いてみましょう。

アワフキムシ幼虫
「いや~ん」

正体が現れました。
ずんぐりしたセミの幼虫のような虫です。
実はこれ、セミに近い昆虫「アワフキムシ」の仲間の幼虫です。
名前のとおり、泡を出して体を隠し、その中で生活しているのです。

泡の原料は、植物から吸い上げる水分です。
その中の栄養分は吸収し、余った水分を排泄するのですが、
アワフキムシはその排泄物をただ捨てるのではなく、
分泌するロウと酵素、老廃物のアンモニアを混ぜる事で鹸化し、
そのうえ呼気で泡立てるのだそうです。
要はシャボン玉を作っている訳ですね。

このシャボン玉は、ちょっとやそっとでは潰れません。
雨の中でも、白い泡の状態を保ち、やわらかい幼虫の体を隠しているのです。

大塚
スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

ピッキオ

Author:ピッキオ
軽井沢野鳥の森を毎日ガイドしているピッキオが、野鳥の森の季節の自然情報や、日々のネイチャーウォッチングなどで出会った生き物についてご紹介します。
©ピッキオ 禁無断転載

カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最新記事
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
リンク
検索フォーム
QRコード
QRコード