特定外来生物

今年の冬の「野鳥の森ネイチャーウォッチング」では、
野鳥の森に隣接する場所に用意した「バードキャビン」で、
エサ台に集まる野鳥を室内からガラス越しに観察します。

先日、朝に様子を見に行くと、
シジュウカラやコガラ、ヤマガラ、ゴジュウカラ、カヤクグリなどが、
エサ台のヒマワリやアワ・ヒエを食べに集まっていました。

そしてそこに、少し大柄で、何やら動作も大きな鳥がやってきました。

ガビチョウ1
ガビチョウ

ガビチョウは中国南部や台湾などに分布する鳥で、
中国語では「画眉」と表記するそうです。
きっと目のまわりの白い模様から来ているのでしょうね。

クロツグミにも似た美しいさえずりから、中国では一般的な飼い鳥で、
鳴き合わせ会も頻繁に行なわれるそうです。
日本にもペットとして輸入されていましたが、逃げ出したり放鳥されたものが増え、
日本の自然界に定着してしまったようです。

森林に棲む鳥なので、日本の森林にもとからいた在来種との競合や影響が懸念され、
2005年に施行された「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)」では、他の3種の鳥類とともに、特定外来生物に指定されています。
そのため現在では、一般的には飼育が禁止されています。

ガビチョウ2

軽井沢では10年程前から、ちらほらと声を聞くようになりました。
近年では数が多くなってきているようで、町内のあちらこちらで声を聞きます。

また碓氷峠を降りた群馬県側には数が多く、旧碓氷峠にある熊ノ平駅では、
ガビチョウとクロツグミがお互いの鳴き真似を交えたさえずりを、
まるで競うように歌っているのを聞いた事があります。

この場所にも5〜6年前から、数羽の小群が定着しているのですが、
何故か数が増える訳でもなく、隣接する野鳥の森には進出してきません。
この辺りは標高1000mちょっと。
元々、温かい地域の鳥なので、ここらへんが分布の限界なのかもしれませんね。

大塚
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進出してマス。

11/17に出掛けた者です。
草地の裏手の廃道あたりで、偶然一羽見ました。

記事的には、野鳥の森には生息していないように読めますが、生存しているようです。

Re: 進出してマス。

Takuroさん

情報ありがとうございます。
距離的にはひとっ飛びなので、見つからないのが不思議だったのですが、やはり来ているんですね。
来春にさえずりが聞こえるか、注意してみます。
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ピッキオ

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軽井沢野鳥の森を毎日ガイドしているピッキオが、野鳥の森の季節の自然情報や、日々のネイチャーウォッチングなどで出会った生き物についてご紹介します。
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