シジュウカラ巣箱の掃除をしました

今日はインターンシップで来ている軽井沢高校の生徒と一緒に、
シジュウカラ巣箱の清掃をしました。

繁殖期にシジュウカラたちが運び込んだ巣材を取り出して、
来年の春の繁殖期に、キレイな状態の巣箱を使ってもらおうという理由です。

別に2、3年掃除しなくても、シジュウカラは巣箱を使ってくれるのですが、
隠しカメラで中を観察する際に、前年の巣材が残っていると、
巣作りが始まったかどうかの判断が付きにくいのです。
それでピッキオでは、毎年巣箱を掃除して、空の状態に戻しています。

カラ用巣箱
木から降ろした巣箱

さて、巣箱の蓋を開くと、
中にはシジュウカラが運び込んだ巣材が入っています。

シジュウカラ巣材

底に数センチの深さでコケを敷き詰め、
繊維状の物(この巣箱は人工物が多いですね)で
丸くくぼんだ産座を作ります。
そこが卵を並べて暖める場所なのですが、
ヒナが育った巣では、蹴散らされて何だか判らなくなっています。

巣によっては、シジュウカラが使い終わった後に、
他の生物が巣箱を利用する事もあります。

ヤマネ巣材

この巣箱には、オニヒョウタンボクの樹皮を細かく裂いた物が詰め込まれています。
たぶんヤマネの仕業ですね。
そういえばこの巣箱では、今年シジュウカラのメスが抱卵中に襲われ、
頭が食べられて無くなった亡骸が発見されました。
その犯人もヤマネだと思うのですが、
もしかしたら同じヤマネが、ねぐらや繁殖のために、
この巣箱を利用したのかもしれません。

ヒメネズミ巣材

こちらの巣箱には、枯葉が詰め込まれています。
これはヒメネズミの仕業である可能性が高いですね。
枯葉を掘ると、産座があった場所で枯葉がボール状になっていました。
こちらもヒメネズミが、繁殖に利用した可能性があります。

さらに、こんな巣箱も・・・

アリ巣材

木屑が壁一面に張り付いて、何やら気持ちの悪い事になっています。
どうやらアリの仕業のようです。
トビイロケアリやクロクサアリなどの仲間は、
木に登る通路を木屑でトンネル状に覆ってしまったり、
樹洞の中に木屑で巣のような構造物を作る事があります。
この巣箱も、アリに樹上の巣として利用されたのでしょう。

巣箱は人工物ですが、様々な生物が樹洞の代わりとして
利用しているのが判りますね。

大塚
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軽井沢野鳥の森を毎日ガイドしているピッキオが、野鳥の森の季節の自然情報や、日々のネイチャーウォッチングなどで出会った生き物についてご紹介します。
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