今咲いている草花いろいろ

予告通り、昨日の朝に撮影した野鳥の森の草花をご紹介します。

ルイヨウボタン
ルイヨウボタン

緑色の目立たない花ですが、秋には濃い青色の美しい実がなります。

シロバナエンレイソウ
シロバナエンレイソウ

三つ葉のまん中から花がひとつ咲くという、奇抜な姿をしています。
三つ葉だけが出ていたら、それは若い株です。
種子が発芽してから花が咲くまでに、何年もかかるそうです。

シロバナエンレイソウ花
シロバナエンレイソウの花

はじめ白い花ですが、日にちが経つと赤味が差して、それはそれで綺麗です。

ルリソウ
ルリソウ

園芸用に植えられる「わすれな草」によく似ていますが、こちらは日本在来の野草です。

ルリソウ花
ルリソウの花

瑠璃色から紫色、ピンク色のものもあります。
ピンク色から瑠璃色に変化していくのが基本のようです。

サクラソウ
サクラソウ

軽井沢町の町花に指定されています。
江戸時代から園芸用の品種改良がされていて、
町の植物園では様々な園芸品種を見る事ができます。
軽井沢ではあちこちで、林床にひっそりと咲く姿を見る事ができます。

サクラソウ/ピン
長花柱花

サクラソウにはめしべ(花柱)が長く、おしべが短いタイプと・・・

サクラソウ/スラム
短花柱花

おしべが長く、めしべ(花柱)が短いタイプがあります。
この2枚は、かなり判りやすい例ですが・・・

トラマルハナバチなどの「口吻が長い」マルハナバチの女王が訪れると、
長花柱花の花粉は口先に付着して短花柱花のめしべに、
短花柱花の花粉は口元に付着して長花柱花のめしべに運ばれます。
株分かれでも増えるサクラソウが、
自家受粉を物理的に防ぐために編み出した仕組みです。

ちなみに長花柱花の花びらに付いた傷(穴)は、
トラマルハナバチの重たい女王がぶら下がって蜜を吸った時に付けたものです。

サクラソウが種子をつくるためには、両タイプの花が適当な密度で咲いていて、
そこを行き交うトラマルハナバチなどが暮らしている必要があります。
トラマルハナバチが暮らすためには、
早春から晩秋まで次々と花が咲く豊かな自然が必要です。
サクラソウに残された傷は、そこにまだ豊かな自然が残されている証なのです。

最後にこの花

ヒトリシズカ
ヒトリシズカ

一昨日の早朝バードウォッチングで見つけたのですが、
昨日撮りに行ったらすでに散りはじめていました。
今日にはほとんど散っているかも・・・

花の命は短いのですが、たくさんの種類が次々と入れ替わって咲いていく。
それが本来の日本の森が持つ豊かさ「生物多様性」なのです。

大塚
スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

ピッキオ

Author:ピッキオ
軽井沢野鳥の森を毎日ガイドしているピッキオが、野鳥の森の季節の自然情報や、日々のネイチャーウォッチングなどで出会った生き物についてご紹介します。
©ピッキオ 禁無断転載

カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最新記事
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
リンク
検索フォーム
QRコード
QRコード