ぴったりサイズ

今日の学校団体のプログラムも、無事終了しました。
小学校4年生は、まだまだ生き物に興味津々なお年頃、
みなさん熱心に、参加してくれました。

さて、そんな子どもたちに紹介したことのひとつが、
この花と虫の関わりです。

トラマル飛翔1
ツリフネソウとトラマルハナバチ

右の花は「ツリフネソウ」
舟を吊ったような花なのでこの名があります。
ガクのひとつが大きな袋状の「距」になっています。
その一方が細長くなり、先端が「くるりん」と巻いているのです。

そして左側に飛んでいるのが「トラマルハナバチ」。
口からだらんと下がっているのは長い舌で、
距の中に潜り込み、この長い舌を「くるりん」の中に伸ばして、
溜まっている蜜を吸います。

マルハナバチは花の蜜や花粉を集め、巣の幼虫のエサにします。
後肢にも白い花粉団子を付けていますね。
蜜は体内の貯蔵タンク(蜜胃)に入れて持ち帰ります。

ひんぱんに花に訪れるマルハナバチは、花にとって願っても無いお客様です。
ですから植物の中には、この優秀な花粉媒介者を虜にしようと、
あの手この手で誘っています。
ツリフネソウは、豊富な蜜と他の虫には利用しにくいぴったりサイズの距によって、
見事、トラマルハナバチを虜にする事に成功しています。

トラマル飛翔2

ツリフネソウの群落の前にいると、次々とトラマルハナバチがやってきます。
「ぶ~ん」という羽音と、花に潜り込むカワイイ姿を見ていると、
楽しいのはもちろんですが、自然の奥深さを感じずにはいられません。

ついつい見とれてしまう光景です。

大塚
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軽井沢野鳥の森を毎日ガイドしているピッキオが、野鳥の森の季節の自然情報や、日々のネイチャーウォッチングなどで出会った生き物についてご紹介します。
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