自然は厳しい

本日の午後13:30出発の「野鳥の森ネイチャーウォッチング」。
ビジターセンター前で受付をしていると、テラスにあるアカマツの根元から、
セミの幼虫が這い出してきました。

しかも2匹も!

付近にいた子どもたちは大騒ぎです。
触らないように静かに見守っていると、セミは次第に幹を登っていきました。

さて、野鳥の森をぐるっと回った2時間後、セミたちはどうしているでしょうか?
さっそく捜しますが、木の高い場所まで登ってしまって、なかなか見つけられません。
何と高さ3mほどの場所で、1匹は枯枝の先、もう1匹は葉の裏で羽化していました。

セミ羽化-1

幼虫の背中が割れて、足や翅が抜け、逆さ吊りになってひと休みです。

セミ羽化-2

起き上がって腹の先を抜くと、翅が伸びていきます。

まだ飴細工のような白っぽい色ですが、
このままじっとしていると、次第に色が濃くなっていき、
私たちがよく見るセミの姿へとなります。
種類はエゾゼミかコエゾゼミ。
識別点の模様がまだ現れていないので、この状態では区別できません。
このままここで夜を過ごし、明日の朝には大空へと飛び立っていくでしょう・・・

が、なんと!
もう1匹は、シジュウカラの攻撃を受けて墜落!!
シジュウカラは一度は地面に拾いに降りたのですが、
人の往来が多いのと、運ぶのには大きすぎるのとで、
諦めて飛び去っていきました。

セミは墜落の衝撃からか即死状態。
せっかく何年もかけて大きくなって、
さぁ、これから大空へ飛び立とうと言う時に・・・。

さらにシジュウカラは、写真のもう1匹にも狙いを付けました。
何度もつついてみたものの、場所が葉の先で不安定だったのが幸いしたのか、
結局、上手く捕まえられずに諦めていきました(暗くて撮影は断念・・・)。

どうにか危機は脱しましたが、さて、明日の朝まで無事でいられるでしょうか?
生存競争の厳しさを、間近に見た想いでした。

大塚
スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

ピッキオ

Author:ピッキオ
軽井沢野鳥の森を毎日ガイドしているピッキオが、野鳥の森の季節の自然情報や、日々のネイチャーウォッチングなどで出会った生き物についてご紹介します。
©ピッキオ 禁無断転載

カレンダー
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
最新記事
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
リンク
検索フォーム
QRコード
QRコード