銀の魚

本日わたくし大塚は、星空ウォッチングの担当でした。
しかし予約がキャンセルになってしまったので、
またオフィスでデスクワークです。

夏の企画書を書くため、資料として何冊かの本を開きました。
すると「日本産トンボ幼虫・成虫検索図説」の上を、何かが歩いています。

シミ1
本の上を泳ぐように歩く

シミです。
漢字で書くと「紙魚」もしくは「衣魚」。
室内に棲み、本の糊や紙の表面、繊維などを齧って食べるそうです。
体をくねらせてすばやく歩く姿が、まるで魚のようなので、
「紙の魚」や「衣の魚」と呼ばれたのでしょう。

体の表面は、銀色の鱗のようなものに覆われています。
そのため、英語では「silverfish(銀の魚)」と呼ばれています。

どっちも魚なんですね・・・

シミはもちろん、魚ではなくて虫です。
昆虫綱シミ目というグループに分類されていて、昆虫に含まれています。
しかし昆虫の特徴である、翅をもっていません。
シミは、昆虫が翅を進化させる前の形態をとどめた、
原始的な昆虫だと考えられているのです。

原始的なのは成長の仕方にも現れています。
私たちが普段目にする昆虫の多くは、幼虫と成虫で違った姿をしていますが、
シミは卵から生まれた時からシミの姿。
変態をしないのです。
そのためシミの成長は、「無変態」と呼ばれています。

ちなみにシミにも種類があって、
日本の室内でよく見られるのは在来種の「ヤマトシミ」と、
ヨーロッパ原産の「セイヨウシミ」だそうです。

シミ2
この子はどっち?

丸顔なところや、触角と尾が長いところ、腹部第10節(腹端)の形から、
私は「ヤマトシミ」と判断しました。

あってるのかな?

シミは私が以前借りていた築数十年の貸家にも棲んでいました。
たぶんそのときのも、ヤマトシミだったと思います。
しかし今の浅築のアパートでは見た事がありません。

久しぶりの再会でした。

ところでこれ、野鳥の森の生き物じゃないよなぁ・・・

大塚
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軽井沢野鳥の森を毎日ガイドしているピッキオが、野鳥の森の季節の自然情報や、日々のネイチャーウォッチングなどで出会った生き物についてご紹介します。
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