夜の森の住人☆

夜の森を、自由自在に飛び回ることができる動物「コウモリ」。
日本には、何種類のコウモリが暮らしているかご存知ですか?

なんと・・・

約38種類!!

日本の哺乳類では、ダントツ1位の種数なんです。

コウモリのねぐらは洞窟!のイメージですが、他にも、キツツキの古巣樹皮の隙間、はたまた葉っぱにくるまって寝るのが確認された種類もいます。
また、餌を採る場所や出産場所もそれぞれ。
いろんな環境に適応できたからこそ、コウモリってこんなに多様な種類へと進化したのでしょう。

では、野鳥の森にはどんなコウモリたちが暮らしているのでしょう?
それが分かれば、彼らにとってどんな環境が必要か?も見えてきます。
知らず知らずのうちに、コウモリの棲める環境がなくってしまっていた・・・ということにならないよう、コウモリ相を把握するための捕獲調査を実施しました!

コウモリの研究者(以下、コウモリ先生)にお越しいただいての捕獲調査。
こんなトラップでコウモリを捕まえます。

IMG_3535.jpg

近づいてみると・・・

IMG_3542.jpg

「ハープトラップ」と呼ばれるのも「まさに!」。
釣り糸のような線が縦に張られ、飛翔しているコウモリがこれに触れるとツツツーッと下のポケットの中へ。
ポケットの中では、コウモリの体温が逃げないような工夫もされていて、感動的です。

コウモリが飛翔しそうな木々の枝がトンネル状になっているところに設置。
林内を飛翔するコウモリは、ハープの存在には気づくものの、通り抜けられると思うのか、はたまた方向転換が間に合わないのか、捕獲されちゃいます。

さて、その結果捕獲されたコウモリたちはこちら・・・

IMG_3406.jpg
モモジロコウモリ

IMG_3432.jpg
モモジロコウモリアップ

トンボ池にも飛んでくる水辺が好きなコウモリです。

他にも

 □ウサギコウモリ
 □コテングコウモリ
 □ヒメホオヒゲコウモリ


の確認がありましたよ。

さらに、コウモリ先生がコウモリの腕に番号が記載されたリング(標識)をはめます。

IMG_3421.jpg

この標識によって、今後再捕獲があった場合に「何年生きたか?」「どんな移動をしたか?」などを知る手がかりを得られるのです。

この森でのコウモリ調査は始まったばかり。
でも、継続して調査を続けていくことで、夜に息づく彼らの暮らしぶりが紐解けるはず…。

あのコウモリたちが、今もすぐそこの森のどこかで寝ている・・・と思うと、いつもの森がちょっと違って見えてきます。
彼らがずっと暮らせる森を残していきたいな、そんな想いが改めて湧いてきた調査でした。

次回の調査は、10月下旬に実施予定!
もしかしたら別な種類の確認があるかも…?!
乞うご期待です。

柳原









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軽井沢野鳥の森を毎日ガイドしているピッキオが、野鳥の森の季節の自然情報や、日々のネイチャーウォッチングなどで出会った生き物についてご紹介します。
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