どんぐり池の主・・・?

池や沼には「主(ぬし)」が付きものですよね。
なら「どんぐり池の主」は何でしょう?
そう思って水底を覗き込むと、
何やら怪しげなものがうごめいています。
あれこそ「どんぐり池の主」なのでしょうか・・・?

ハリガネムシ集団

「流れすぎてしまったそうめん」ではありませんよ。
ちゃんと動いていますから、いきものなのは確かです。
う~ん、でも主にしては数が多いような・・・。

実はこの正体は「ハリガネムシ」。
カマキリやカマドウマなどの昆虫に寄生する「寄生虫」なのです。
どんぐり池では、よくカマドウマの仲間が溺れて死んでいます。
これらの体内から脱出したのでしょう。

岸辺に沈んでいる個体をつまみ上げてみましょう。
すると手のひらの上で、うねうねと動きながら小さくまとまっていきます。
面白いので結んでみると、自力でほどけていきますよ。

ハリガネムシ
Let's 蝶結び!

ハリガネムシは、秋に水中に集まって、翌春産卵するそうです。
生まれた幼生は、水生昆虫の体内に侵入するそうです。
水生昆虫は、ハリガネムシを宿したまま、羽化して地上へと飛び立ちます。
そしてカマキリやカマドウマに食べられると、
体内にいたハリガネムシはカマキリやカマドウマに移動します。
今度はこれらの体内で成長し、秋に宿主の体が水に浸かると、
体節の薄い部分を突き抜けて脱出するのです。

不思議なのは、ちゃんと水辺で脱出できる所です。
カマキリやカマドウマは、陸上昆虫ですよね。
何も考えずに脱出したら、そこらへんで干からびてしまうはずです。
まぁ実際に、道ばたで干からびているハリガネムシもいるのですが・・・

よく言われているのは、
ハリガネムシが宿主を水辺へと誘導するというウワサです。
しかしそのメカニズムは解明されていないのか、
ちょっと調べただけでは情報が見つかりません。

・・・異常にノドが乾いたりするんでしょうかね?

ミステリアスな点は、主(ぬし)の条件を満たしていると思います。

大塚
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軽井沢野鳥の森を毎日ガイドしているピッキオが、野鳥の森の季節の自然情報や、日々のネイチャーウォッチングなどで出会った生き物についてご紹介します。
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