トンボのシーズンはそろそろ終わり

今日の軽井沢は、晴れて暖かくなりました。

たくさんのナミテントウが越冬場所を求めて飛び交い、
クモも糸をたなびかせて空を飛び、
そして雪虫(ワタアブラムシの仲間)もふわふわと舞っていました。

虫のシーズンもそろそろ終わりですね。
トンボ池のトンボも、今見られるのは赤とんぼの仲間の生き残り、
そしてまだまだ元気なオオアオイトトンボくらいです。

オオアオイトトンボ♂
オオアオイトトンボ♂

オオアオイトトンボは、全長46mmほどの大きめのイトトンボです。
体は金緑色に輝いて、よく似たアオイトトンボのような青白い粉は吹きません。
夏の初めに羽化したオオアオイトトンボは、アオイトトンボが少なくなる頃、
秋になってから、池に舞い戻って繁殖します。

オオアオイトトンボ交尾
オオアオイトトンボの交尾

トンボ池では、岸辺のモミジが色付いた頃、盛んに交尾・産卵が見られます。
他のトンボ同様、オスが腹端でメスを掴んで「おつながり」になり、
メスはオスの腹部付け根にある交尾器に腹端をあてがって精子を受け取ります。

オオアオイトトンボ産卵
オオアオイトトンボの産卵

交尾を済ませたペアは、「おつながり」のまま飛び回り、
水面上に張り出した木の枝に止まります。
メスは腹部を曲げ、その先端の産卵管を木の枝に突き立てて、
木の枝の中に卵を産み付けるのです。

卵は来年の春にふ化し、孵った幼虫は水面へと落下して、
水中生活を始めるのだそうです。

こんな産卵習性を持っていますので、
彼らは木々に囲まれた池にしか棲んでいません。
でもそんな池さえあれば、都会の公園にもくらしています。

みなさんの家の近所の公園でも、
木の枝に産卵する様子が観察できるかもしれませんよ。

大塚
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軽井沢野鳥の森を毎日ガイドしているピッキオが、野鳥の森の季節の自然情報や、日々のネイチャーウォッチングなどで出会った生き物についてご紹介します。
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