今朝、クマさんに会いました

本日わたくし大塚は、
林間学校で毎年ピッキオの特別プログラムをご利用いただいている、
東京の女子中学校の皆さんをご案内しました
(学校向けプログラムについては→こちら)。

この特別プログラム、軽井沢のツキノワグマを通して、
野生生物と人間の関係について学んでもらう事をテーマに、
2泊3日でおこなわれます。

そして今日は2日目、クマの痕跡をさがしたり、
野生動物対策ゴミ箱を見に行ったりと、さまざまな体験をして頂いたのですが、
なんとその出発直後、私たちの前を、1頭のツキノワグマが横切って行ったのです。

たぶんクマは、朝になったので北側の国有林へ帰ろうと急いでいたのでしょう。
ちょうどその前に、鈴を鳴らしたガイドに引率された中学生の集団が・・・

「どうしよう・・・でも早く帰らないと・・・」

山ちゃんが引率する集団が通り過ぎ、私が引率する集団は、約50m後方、
斜面の上に潜んでいたクマは意を決して飛び出して、
私の前方20m程を疾風のように通り過ぎて行った・・・

たぶん、そんな感じだったのだと思います。

これで私が今までに、ガイド中にクマに会ったのは5回目となりました。
14年間で5回。
これを多いと見るか、少ないと見るか・・・。

ちなみに今まで見たのは、ほとんどがクマの後姿。
走り去って逃げて行く黒いお尻を、一瞬見る事ができたにすぎません。
今回はめずらしく、横から見る事が出来ました。
もちろん一瞬ですけれどね。

ツキノワグマは一般的に人を恐れ、人に出会わないように行動しています。
人を見つけたクマは、逃げ去ったり茂みに潜んだりして、
人間をやり過ごそうとするのです。

今回のクマも、やり過ごそうと思ったら次々と人間がやってくるので、
タイミングを見計らい、
かなりがんばって飛び出したのではないでしょうか?


さて、今日のプログラムのために、私たちは野鳥の森にセンサーカメラを仕掛けていました。
中学生の2つのグループが、実際にけもの道に分け入って、
そのカメラに納められた写真をチェックしたのですが、
なんとその写真にも、ツキノワグマが次々と写っていたのです。

クマ1
7月15日、朝5時54分

毛並みの良い、未標識のツキノワグマです。
腕から肩にかけて、かなりがっしりしているのが判りますね。

さらに・・・

クマ2
7月15日、夜8時15分

同じ日の晩、今度は丸々としたクマのお尻が写っていました。
上の写真とは、また別のクマのように見えますが、どうでしょう?

そして翌朝には・・・

クマ3
7月16日、朝8時29分

今度はほっそりとした若そうなクマが・・・
左端をよ~く見ると、なんともう一頭、耳タグの付いた標識個体が写っています。

その1分後・・・

クマ4
7月16日、朝8時30分

キス・・・?
標識個体と若いクマが、顔を寄せ合っています。

普段は単独行動が多いクマ。
さて、この2頭は親子でしょうか? それとも恋人でしょうか?
今はクマの発情期の終盤だそうですから、
もしかしたらラブラブなアベックの姿をスクープしたのかもしれませんね。

普段は姿を現さないツキノワグマ。
でも私たちは、痕跡などから常に彼らの存在を感じています。
しかしまた今回は、改めて野鳥の森をクマがよく利用している事を実感しました。

野鳥の森を散策する皆さん。
桑の実がみのる今の野鳥の森には、ツキノワグマが頻繁にやってきています。
出会う可能性は低いですが、それはクマが避けてくれているからに過ぎません。
森を歩く時には、必ず鈴を鳴らしながら歩きましょう。
私たちが存在をアピールする事が、不幸な事故が起る事を防ぐのです。

ピッキオビジターセンターでは、鈴を無料レンタルしています。
夏休みは、朝8時30分からOPENします。
野鳥の森に入る際は、是非立ち寄って下さい。

大塚
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軽井沢野鳥の森を毎日ガイドしているピッキオが、野鳥の森の季節の自然情報や、日々のネイチャーウォッチングなどで出会った生き物についてご紹介します。
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