ハルニレのオトシブミ

今日もなんだか、どんよりとした天気です。

最近、わたくし大塚は、
夏休みの準備でオフィスにいる時間が多いです。
ブログのネタを捜そうと、昼過ぎにちょっと外に出ると、
こんな虫が目に付きました。

ルイスアシナガオトシブミ1
赤~い虫が2匹

ハルニレの葉が、根元でかじられてブラブラしています。
その先に、2匹の赤い小さな虫がつかまって、何やらしているのです。

「ルイスアシナガオトシブミ」というオトシブミの仲間です。
これからハルニレの葉を巻いて、その中に卵を1つ、産みつけようというのです。
卵は葉っぱのゆりかごに守られながら、その中身を食べて育ちます。
そしてゆりかごの中でサナギになり、羽化すると喰い破って出てくるのです。

ルイスアシナガオトシブミ2
オスとメス、そして邪魔者

実物は大きさ4~6mm程のちいさな虫です。
前脚のムキムキなかんじが特徴ですね。
写真は交尾中で、背中に乗っている方がオスなのですが、
比べてみると、メスの方が前足が太くてがっしりしています。
メスはゆりかごを巻くために、太く力強い前脚を持っていて、
オスは他のオスとケンカするために、長い前脚を持っています。

よ~く見ると、メスの鼻先に小さなハチがいます。
じ~っと、オトシブミの様子をうかがっています。
たぶんこれ、オトシブミの卵に寄生するタマゴバチの仲間だと思います。
安全に見えるゆりかごですが、完全ではないのです。

ルイスアシナガオトシブミ3
完成までもう少し・・・

寄生バチの産卵が成功したかどうかは、よく判りませんでした。
メスは懸命にゆりかごを作成していきます。
その間、オスは周囲をウロウロ。
もし、他のオスがやってきたら、追い払おうというのです。

ルイスアシナガオトシブミ4
最後の仕上げ

巻き終わると、ゆりかごを切り落とします。
ちゃんと枝側にとまってかじるので、落ちるのはゆりかごだけです。

ルイスアシナガオトシブミ5
「落ちたぁ~」

さすがに落ちる瞬間は撮れませんでした。
観察を始めてから1時間ちょっと。
たぶん全体では、1時間半ほどかかっていると思います。

ルイスアシナガオトシブミ6
落ちたゆりかご

ちょっと外に出るつもりが、結局長時間観察するハメになってしましました。
当然ですが、仕事が進んでない!!

今日はなかなか帰れそうにありません。

大塚
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軽井沢野鳥の森を毎日ガイドしているピッキオが、野鳥の森の季節の自然情報や、日々のネイチャーウォッチングなどで出会った生き物についてご紹介します。
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