赤い実を食べた?

「赤い鳥小鳥、なぜなぜ赤い、赤い実を食べた」(北原白秋作詞:赤い鳥小鳥 より)

今日の軽井沢は午前中は曇り空でしたが、
昼頃から雨が降り始めました。
今日も軽井沢野鳥の森の遊歩道を、ゴミを拾いながら歩きましたが、
ギリギリ雨が降り出す前に戻ってこれましたよ。

10月も末となり、開花している植物はほとんどありません。
わずかに咲き残っている・・・という感じです。

かろうじて開花していたのは、
アカツメクサにメマツヨイグサ、ヒメジョオンといった外来種三姉妹(?)の他、
シラネセンキュウ、ノコンギク、シロヨメナ、ヤマトリカブトの、計7種です。

それよりも目立つのは、真っ赤に色付いた実のほうです。
例えばこんな実。

マムシグサ161028
マムシグサ

有毒植物として有名(?)なマムシグサです。
実にシュウ酸カルシウムが含まれていて、
食べると口の中の粘膜が腫れ上がって大変なんだとか・・・。

もちろん、私は試しに食べてみた事はありません。

ところで、よく見ると実がいくつか無くなっています。

マムシグサ実161028

赤くて丸くて小さい実ですから、
小鳥などに丸呑みされ、
中の種子が排泄されることで種子散布される植物です。

でも毒は大丈夫なの?

このマムシグサ、実が無くなる時は大抵、上の方から少しずつ無くなります。
恐らく小鳥は、1回に一粒二粒と食べて、他にいってしまうのです。
何故でしょう?

一般的に言われているのは、見た目ばかりで美味しくない実は、
すぐに小鳥に飽きられて、飛び去られてしまう。
でもそのおかげで、種子は遠くに排泄される。
しかしあまりに美味しい実をつけると、小鳥は食べ尽すまでそこに留まり、
種子も近くで排泄されてしまうという説です。

マムシグサも恐らくそうなのでしょうが、
「不味い」と「有毒」の間には、かなり隔たりがあるような気がします・・・。

私は、マムシグサの実は熟すにしたがって、
徐々に毒が少なくなっていくのではないかと予想しています。
そして食べられるようになった頃に小鳥がやって来るのですが、
食べてみたものの結局不味いので、すぐに飛び去ってしまう。

そんなシナリオを想像しているのですが、
実に含まれる毒成分の濃度が、熟すとともにどう変化するのか、
実際に調べられた例はあるのでしょうかね?

大塚
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No title

この実、前から気になっていました。
1本すっくと立っている姿が不気味でしたがやはり毒があったのですね。自然界の種族保存の知恵に感心しました。

Re: No title

軽井沢びとさん
コメントありがとうございます。
マムシグサは、よく「不気味」とか「毒々しい」と言われるのですが、
多くの人間は、なんで食べた事がないマムシグサを「美味しそう」とは思わないのでしょうね。
食べた事のない物に対する警戒感なのか?
それはそれで不思議に思います。
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ピッキオ

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軽井沢野鳥の森を毎日ガイドしているピッキオが、野鳥の森の季節の自然情報や、日々のネイチャーウォッチングなどで出会った生き物についてご紹介します。
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