ケラ池のトンボ

今日は軽井沢も良い天気。
でも気温は低めでした。

それでも日照があると、陽当たりの良い場所では昆虫達も活動しています。
ピッキオビジターセンター前のケラ池では、
陽だまりにトンボが集まっていました。

オオアオイトトンボ♂161014
オオアオイトトンボ

以前のトンボ池(仮)で、恐らく最も個体数が多かったオオアオイトトンボ。
新しいケラ池にも、飛来しています。
これから植栽された樹木の枝に穴を開けて産卵し(汗)、
年々、数を増やしていくでしょうね。

アキアカネ♂161014
アキアカネ♂

アキアカネも何匹もやって来ていて、
池の上に蚊柱を作っているユスリカの群れに、
さかんにアタックしています。

でも、彼らはここでは繁殖しません。
もっと浅い、一時的な水溜まりのような場所が産卵適地だからです。
かれらの本命は、水田にできた水溜まり。
ケラ池は、午前中に繁殖行動を終えたアキアカネが、
午後のひととき栄養補給する場所として利用されているのです。

今のところ、ここで繁殖していた他の赤トンボ、
マユタテアカネやリスアカネ、キトンボなどの姿は見られていません。
でもそのうち、他の繁殖地から飛来したメスが産卵して、
次第に増えていくでしょう。

新しい池にどのようにトンボが進出してくるのか、
今後も注視していきたいと思います。

ちなみに7月末に水を入れてから、私が確認したトンボは以下の通り。
オオルリボシヤンマ、タカネトンボ、オオシオカラトンボ、ウスバキトンボ、アキアカネ、オオアオイトトンボ、計6種。

おまけ

コバネイナゴ161014
コバネイナゴ

今までいなかったコバネイナゴを見つけました。
植栽された植物に紛れ込んで来たのでしょうか?

今、トンボの湯がある場所は、以前は星野温泉の野球グラウンドだったのですが、
水気の多いグラウンドで、そこの草むらにはコバネイナゴが生息していました。
それ以来の出会いですから、星野エリアでは十数年ぶり?の確認です。

大塚
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軽井沢野鳥の森を毎日ガイドしているピッキオが、野鳥の森の季節の自然情報や、日々のネイチャーウォッチングなどで出会った生き物についてご紹介します。
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