クルミの洞

軽井沢野鳥の森と星野別荘地が接する場所に、
1本の枯れたオニグルミがあります。
その幹には直径12センチ程の丸い穴が開いていて、
以前はよく、その樹洞でムササビが寝ていたものでした。

夏には樹洞にオオスズメバチが巣を作る事もありましたが、
秋になってハチがいなくなると、ハチの巣が綺麗にほじくられて、
再びムササビが寝ていたものです。

しかしそのオニグルミが枯れてから、
次第にその樹洞も朽ちてきて、
ムササビが寝ている事も、めったに無くなったのです。

今朝の「野鳥の森ネイチャーウォッチング」。
バードキャビンに到着すると、突然、雪が舞いはじめました。
風も出てきて吹雪のようになったので、
足元の良い別荘地を抜けて帰ろうと、例のオニグルミの枯木の前を通りました。

すると・・・

ムササビ・クルミ樹洞160217
「誰?」

いました!

私がここでムササビを見たのは何年ぶりでしょうか?

目をまんまるに見開いて、ずいぶん警戒しているようですね。
恐らくこのムササビも、すぐ近くに人間が歩く道があるなんて
思ってもいなかったのでしょう。
明日はまた、別の場所で寝ているのではないでしょうか?

さて、雪が舞うような真冬の森で、ムササビは何を食べているのでしょうか?
実は一昨日の鳥類調査の際、ムササビの食痕も観察していました。

ムササビ食痕ミズナラ冬芽

雪の上に、小枝と何かがバラバラと落ちています。

ムササビ糞と芽鱗

落ちているのはミズナラの冬芽を覆っている芽鱗。
そして丸いムササビの糞(写真左側の丸い物体)です。

そして小枝を拾い上げて観察すると、
枝先の冬芽がかじり取られているのが判ります。

ムササビ・ミズナラ冬芽食痕

右が冬芽がかじり取られた痕。
左は食べ残された冬芽です。

ムササビは今の季節、高い木の梢で、
冬芽や樹皮などを食べているのです。

大塚
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軽井沢野鳥の森を毎日ガイドしているピッキオが、野鳥の森の季節の自然情報や、日々のネイチャーウォッチングなどで出会った生き物についてご紹介します。
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