冬毛のノウサギ

軽井沢野鳥の森に雪が積もると、
そこいら中にノウサギの足跡が見られるようになります。

しかし、ノウサギ自体を見る機会は、ほとんどありません。
私の経験だと、1年に1回あるかないか、
それだけ彼らは、ひっそりと暮らしているのです。

今日は鳥獣保護区管理員の業務として、野鳥の森の遊歩道を巡回しました。
先日、リスを撮影した場所の近くで、またリスに出会いましたよ。

地面にいたリスが、私に気付いて木の幹に飛び付き、フリーズしました。
その姿をカメラに収めようと、
枝が邪魔にならない場所を探して遊歩道をゆっくり歩いていると、
リスはパッと幹を登ってしまいました。

その次の瞬間、幹の裏側からノウサギが飛び出し、
数メートル先でやっぱりフリーズしたのです。

ノウサギ180118
ノウサギ

丁度、枝が抜けていたので、そのまま数枚シャッターを切りました。
そして、もう少しいい場所がないかと私が動いた瞬間、
ノウサギは森の奥へと「ピョンピョン」跳ねながら去って行きました。

このノウサギ、見ての通りのモフモフで、これが冬毛の姿です。
夏毛だと、もう少しほっそり見えて、色も濃い茶色になります。

そう、ここのノウサギは、冬でも白くならないのです。

雪国のウサギが白い冬毛に生え変わるのは、雪景色の中で身を隠すためです。
でも軽井沢は積雪が少ない(今年は特に少ない)ので、
白い体ではかえって目立ってしまうのでしょう。

もしかしたら、比較的積雪の多い標高が高い場所や北軽井沢側に行けば、
冬に白くなるノウサギもいるのかもしれませんね。

大塚
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エビフライ製造中

先週の鳥類調査で森を歩いた時、
ニホンリスにも出会っていました。

地面を走る姿に気付いたのですが、
すぐ近くの木に登って、枯枝の上で何かを食べ始めましたよ。

少し距離があったのですが、木々の隙間を捜して望遠レンズを向けると、
手に持っていたのはアカマツの松ぼっくりでした。

ニホンリス180111-1
松ぼっくりを持つニホンリス

リスは両手で器用に松ぼっくりを持つと、
根元の方から1枚ずつ鱗片を剥がしていきます。
そして鱗片に付いた種子を食べると、
その鱗片を「ぽいっ!」と投げ捨てます。

ニホンリス180111-2
「ぽいっ!」の瞬間

鱗片を先端まで剥がし切ると、
残った芯を今度は「ぽろっ!」と落としました。
この芯がいわゆる「エビフライ」。
野鳥の森ではリスやムササビがアカマツの松ぼっくりを食べ、
この「エビフライ」を残します。

ニホンリス180111-3
「食べ終わっちゃった・・・」

そして毛づくろいをしてから、木を降りて走り去って行きました。

ニホンリス180111-4
「かゆい、かゆい」

大塚

K群が通過しました

ピッキオのバックオフィスは、星野別荘地の一角にあります。
今日の昼頃、そこをニホンザルの群れが通過していきました。

ニホンザル屋根171219
屋根の上のニホンザル

今、軽井沢にいるニホンザルの群れは、
十数年前に碓氷峠の群れが分裂し、
そのうちのひとつの群れが軽井沢に侵入・定着したものです。
ちなみにこの群れ。
軽井沢の頭文字を取って「K群」と呼ばれています(軽井沢さるクマ情報)。

当時は旧軽井沢、その後町役場付近で被害を出していましたが、
町による追い払いの結果、次第に勢力範囲を北に移動していきました。
しかしまだ別荘地を周遊していて、被害を出しています。

サルの被害というと、農作物被害の印象があると思います。
軽井沢でも畑はもちろん、庭先の野菜だけでなく、家屋侵入しての食害もありました。
ユリのつぼみや実も食べるので、庭を荒らされる被害もあります。
他に別荘地内でよく聞く被害は、器物破損です。

ニホンザル電線171219
電線を歩くニホンザル

例えば、電線伝いに屋根に上り、テレビアンテナの向きを変えてしまうとか・・・。

ニホンザル車171219
スタッフの(買ったばかりの)車のアンテナを齧るニホンザル

車や洗濯物、ベランダを汚すとか・・・。
野鳥の餌台もよく壊されます。

自然の中で暮らしていると、様々な野生動物が身近にやってきます。
姿を見られればカワイイのですが、
いざそこで暮らしてみると、
カワイイだけでは済まされない現実もあるのです。

大塚

けもの道をウォーキング

今日は「けもの道ウォーキング」の下見で、
フィールドとなる星野リゾート所有の山林を歩いてきました。
残念ながら野生動物には会いませんでしたが、
痕跡はあちこちに見つける事ができましたよ。

カモシカ糞171206

ミズナラの根元に、コロコロとした糞が散らばっていました。
少し小さめですが、カモシカの糞のようです。
付近を子どものカモシカが利用しているのでしょうか?

角研ぎ、こすり跡171206

1本のカラマツに、シカが角研ぎをした跡と、
イノシシが樹皮を剥いで体を擦り付けた跡が両方ついていました。

熊だな171206

ツキノワグマが木に登ってどんぐりを食べた「熊だな」も発見。

クマ爪痕シラカバ171206

シラカバの幹に、ツキノワグマが登った爪痕が残されていました。
何をするためにシラカバを登ったのでしょうか?

泉のコナラ171206

そして株立ちのコナラに到着。
この木は幹と幹の間に水が溜まっていて、
様々な動物たちがやってきます。
その様子は以前にブログでも紹介しています
(例えば2014年10月28日の記事)。

コナラの泉凍結171206

しかしすでに泉は凍結し、うっすら雪が積もっていました。
何かの動物が、氷の上を踏んだ跡が残されています。
まだ、訪れている動物がいるんですね。

大塚

雪がちょっぴり積もりました

昨日の朝は、目覚めると外が銀世界に変わっていました。
夜のうちに雪が積もったようです。
1センチ程の積雪でしたが、日中はよく晴れたので、
あっというまに雪は溶けてしまいました。

でもあまり暖かくならなかったので、
日陰の雪は溶け残っていますよ。

今朝、ムササビ巣箱のチェックで森を歩くと、
残雪の上に、キツネの足跡が残されていました。

キツネ足跡171122
キツネの足跡

犬よりも縦長に並ぶ肉球の足跡が、30〜40センチ程の歩幅で
ほぼ一直線に残されるのがキツネの足跡の特徴です。

犬はあっちを向いたりこっちを向いたり、
また飼い主の歩調に合わせながら体を斜めにして歩いているのか、
前足と後ろ足の跡が重ならずに左右にズレる跡が多いです。

一方、キツネは迷い無くまっすぐ歩いているように見えます。
一直線に残された足跡も、前足と後ろ足の跡が綺麗に重なってついている事が多いです。

今日も雪の上には、散歩中の犬の足跡も残されていました。
見比べると面白いですよ。

大塚

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Author:ピッキオ
軽井沢野鳥の森を毎日ガイドしているピッキオが、野鳥の森の季節の自然情報や、日々のネイチャーウォッチングなどで出会った生き物についてご紹介します。
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