夏の花が咲き始めています

今日も軽井沢はどんよりとした曇り空でしたが、
いつものように、軽井沢野鳥の森の遊歩道を巡回しましたよ。

本日、開花が確認された植物は以下の通りです。

草の花:ダイコンソウ、キツネノボタン、クサコアカソ、ミツバ、エゾハタザオ、キツリフネ、イヌトウバナ、クサアジサイ、ハエドクソウ、ヌスビトハギ、ヒメジョオン、オトコエシ、オカトラノオ、タケニグサ、チダケサシ、クルマバナ、ウバユリ、キンミズヒキ、キオン、ヤマニガナ、ミツモトソウ、ゲンノショウコ、アカネ、ヤマウド、シシウド、シロツメクサ、フシグロセンノウ、クサボタン、メマツヨイグサ、オミナエシ、ユウガギク、ネジバナ、バライチゴ、ミヤマヤブタバコ、クガイソウ、ミズヒキ、ミヤマタニソバ、ソバナ、ヤブレガサ、ノブキ、シデシャジン、ムラサキツメクサ、イタチササゲ、ヒヨドリバナ、ツユクサ、ヤマジノホトトギス(見つけた順)

木の花:ヤマハギ、ノリウツギ、ボタンヅル(見つけた順)

花の種類が一気に増えてきました。
中にはヤマハギのように、秋を思わせるような花も咲き始めています。
いくつか写真を撮ってきましたよ。

チダケサシ170803
チダケサシ

草地で薄いピンク色の花を咲かせています。
群れて咲いているとなかなかに綺麗です。

イタチササゲ170803
イタチササゲ

ビジターセンターの裏手で、1本だけ咲いていました。
薄い黄色の花が、次第にイタチの毛皮のような黄褐色に変わります。
2色の花が咲いているように見えますね。

ヌスビトハギ花170803
ヌスビトハギ

薄暗い森をバックにピンク色の花が目を惹くのですが、
花が小さいので、全体の写真を撮ると花が目立たなくなってしまいます。
という訳で花をアップで。

キノコも出ていましたよ。

ドクツルタケ170803

夏の定番(?)ドクツルタケです。
猛毒のキノコですが、虫は普通に食べています。

また、ミズナラのどんぐりが、帽子を残して食べられていました。

ムサ食痕ミズナラ170803

ムササビがどんぐりを食べた食痕です。
まだ帽子から少しどんぐりが顔を出す程度の、小さなどんぐりなのですが、
たくさんの食痕が落ちていました。

大塚
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地味なラン

長野県にも梅雨明け宣言が出たようです。
今年の梅雨は雨の降る日が少なかった気がしますが、
降る時には大雨になっていましたから、
降水量は特別少ないという訳ではなかったようです。

先日18日も、梅雨とは思えない強い日射しでしたが、
いつものように、開花植物を記録しながら遊歩道を巡回しました。

18日に開花を確認した植物は以下の通りです。

草の花:ダイコンソウ、キツネノボタン、ミツバ、ウマノミツバ、キツリフネ、ミヤマタニソバ、オオバコ、ハエドクソウ、クサアジサイ、ヤマブキショウマ、イヌトウバナ、アカショウマ、ミツモトソウ、ヤマホタルブクロ、ヒメジョオン、チダケサシ、オミナエシ、カラマツソウ、エゾスズラン(見つけた順)

木の花:ヤマアジサイ、ノリウツギ、シモツケ、ムラサキシキブ、マタタビ(見つけた順)

これから夏の花が増えるのですが、ちょっとタイミングが早かったですね。
今はヤマアジサイが盛りです。

ヤマアジサイ170718
ヤマアジサイ

野鳥の森近辺では白い花の株ばかりが見られます。
別荘地では時折、青い花の株も見るのですが、おそらく植えられたものでしょう。

また、ニワトコの赤い実が目を惹きます。

ニワトコ実170718
ニワトコ

今年は実りが良いようで、あちこちで赤い実を目にします。

ホオノキの下では、大きな葉が落ちていました。

ホオノキ葉ムサ食痕170718
朴葉

先端と葉柄が齧られています。
ムササビが葉を枝から喰いちぎり、先端だけ食べて落とした食痕です。
どうしてこんな食べ方をするんでしょうね?

大きな釣り鐘型の花も咲いていました。

ヤマホタルブクロ170718
ヤマホタルブクロ

山地に多いヤマホタルブクロです。
ホタルブクロとは萼の形状で見分けるのですが、
野鳥の森近辺ではヤマホタルブクロばかりです。

暗い森の中で、地味なランも見つけました。

エゾスズラン170718

写真を撮って戻ってから図鑑を調べると、
どうやらエゾスズランという種類のようです。
下向きに小さな花をつけていましたが、
形はしっかりランの花でした。

エゾスズラン花170718
エゾスズランの花

野鳥の森では、ササバギンランやクモキリソウが、比較的よく目にするランの仲間です。
他にも時々、地味なランを目にするのですが、
地味な上に花期が短く、数が少ないからでしょう。
再び出会うことはなかなかありません。
ランとの出会いは、多くが一期一会なのです。

大塚

シナノキ満開

ピッキオビジターセンターの目の前、
ケラ池をはさんだ向かい側に、
今、たくさんの花を咲かせている大きな木があります。
信濃の国の名前の由来になったとも言われている「シナノキ」です。

シナノキ170715
シナノキ(白っぽいのがすべて花)

シナノキの花は蜜が豊富なようで、
大きなアゲハチョウたちも含め、たくさんの虫を引き寄せます。
今日も低い枝を見ていると、チョウやハチがやってきていました。

オオマルハナバチ170715
オオマルハナバチ

スジグロシロチョウ170715
スジグロシロチョウ

花をよく見ると、ちょっと面白い付き方をしていますよ。

シナノキ花170715

いくつかの花を付けた花序の付け根に、
細長い葉っぱのような「総苞葉」が付いています。

これが秋になって実になると、花序ごとポロリと枝から落ち、
総苞葉がプロペラのように働いて、クルクルと舞い落ちてくるのです。

今までは、スケートリンクの対岸で見る機会が少なく、
昨年は真下に遊歩道ができましたが、残念ながらほとんど実を付けませんでした。

今年は豊作の予感。
今から秋が楽しみなのです。

大塚

クリの花の匂い

軽井沢野鳥の森では、今、クリの花が満開です。

クリの木170707
満開のクリの木

この季節になると、森は青臭いような独特な匂いで満たされます。
それが何の匂いに似ているかは置いておくとして・・・
白い房状に咲いているのは雄花です。

クリ雄花170707
クリの雄花

そしてクリの実になる雌花はというと・・・
こんな姿をしています。

クリ雌花170707
クリの雌花

花弁も無く、めしべだけが束になって伸びていますが、
根元の辺りはちゃんとイガっぽくなっているんですね。

さて、そんな青臭い軽井沢野鳥の森の遊歩道を、
開花植物をチェックしながら巡回しました。
本日確認した花は以下の通りです。

草の花:ダイコンソウ、ウマノミツバ、カルイザワテンナンショウ、キツリフネ、アカショウマ、ヒメジョオン、ハエドクソウ、カラマツソウ、ヤマブキショウマ、ヒメヘビイチゴ、バライチゴ(見つけた順)

木の花:クリ、シモツケ、ナワシロイチゴ、ハシドイ

まだ梅雨も開けず、花の種類は少ないですが、夏の花が咲き始めたという感じです。
これから日に日に、花の種類が増えていくでしょう。

ヤマブキショウマ170707
ヤマブキショウマ

先日、実を付けていたキツリフネも、ようやく花が咲き始めました。

キツリフネ170707
キツリフネ

なんのこっちゃ?ですね。

実はキツリフネ、花を咲かせる前に、閉鎖花から実ができるのです。
自家受粉でできる種子ですから、自分のクローンという事になるのでしょうが、
とりあえず何でもいいので早くに種子を作っておけば、
もし花を咲かせる前にカモシカに食べられてしまっても安心です?

1年草の中には、そんなしたたかな暮らしをしている植物もあるのです。

大塚

今日の開花植物とかいろいろ

梅雨に入っても、良い天気が続いています。
予報では明日から雨模様。
天気が悪くなる前にと、鳥獣保護区管理員の業務で
野鳥の森の遊歩道を巡回しました。

今回も、開花植物を記録しながら歩きましたよ。

草の花:ヒメヘビイチゴ、ミゾホオズキ、エゾノタチツボスミレ、ハルジオン、ムラサキツメクサ、クルマムグラ、フタリシズカ、ムラサキケマン、カルイザワテンナンショウ、マムシグサ、サワギク、ニガナ、タニギキョウ、クワガタソウ

梅雨は花が少ない時期で、あまり目立つ花はありません。
その中でもよく目に付くのは、小さな黄色いヒメヘビイチゴです。

ヒメヘビイチゴ170620
ヒメヘビイチゴ

ヘビイチゴをそのまま小さくしたような花ですが、
ヒメヘビイチゴの実は赤くなりません。

木の花:コゴメウツギ、エゴノキ、ノイバラ、ガマズミ、マユミ、ニシキウツギ、ミズキ、クマイチゴ、フジ、ヤブデマリ

木の花は高い場所で咲いているものが多いので、気をつけないと見落としてしまいます。
地面に落ちている花を見つけて、咲いていることに気付く事もしばしば。
目に付きやすいのは、やはり低い位置に咲いているコゴメウツギくらいです。

コゴメウツギ170620
コゴメウツギ

さて、今の季節、地面を見ながら歩いていると、
葉っぱの巻き物がよく落ちています。

オトシブミゆりかご170620
オトシブミのゆりかご

オトシブミのゆりかごです。
中に卵がひとつ産みつけられていて、
孵った幼虫はこの包みの中を食べて成長し、
成虫になると包みに穴を開けて出てくるのです。

1センチに満たない小さな虫が、葉を折り畳んで巻いていくのですが、
まだ柔らかい葉が好みのようで、新緑が伸び切った初夏に多く見られます。

今日は遊歩道の真ん中に、こんな物も落ちていました。

シュレーゲルアオガエル170620
シュレーゲルアオガエル

はじめ木の葉が落ちていると思って気にも留めなかったのですが、
またごうとした瞬間にカエルだと気付きました。
樹上生活者のはずですが、なんで地面にうずくまっているのでしょうね。

ミソサザイの沢では「カッカッ・ヒーリーリー」というオオルリの声が…。
どうやら警戒声のようです。
近くに巣があるのでしょうか?

声がする方向を見ると思った通り、
虫(ジョウカイボンの仲間)を口にくわえたオオルリのメスが止まっていました。

オオルリ♀170620
オオルリ♀

以前撮影したオオルリのメスも、ジョウカイボンの仲間をヒナに運んでいました
(→2010年6月10日の記事)。
オオルリはジョウカイボンが好きなのでしょうか?

大塚
プロフィール

ピッキオ

Author:ピッキオ
軽井沢野鳥の森を毎日ガイドしているピッキオが、野鳥の森の季節の自然情報や、日々のネイチャーウォッチングなどで出会った生き物についてご紹介します。
©ピッキオ 禁無断転載

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