雪で足元がべしゃべしゃです。

一昨日から降り始めた雪で、すっかり銀世界になった軽井沢。
しかし3月終わりの雪ですから、さすがにベタベタの重い雪。
気温も日中はプラスに上がりますから、
道路の上などはどんどん溶けていきました。

しかし、軽井沢野鳥の森の中は、まだほとんど雪景色です。
重たい雪で倒木など発生していないか、
鳥獣保護区管理員の業務として、森をぐるっと巡回してきましたよ。

雪の次の日は、野鳥たちの活動が活発になるように思います。
恐らく、強い雪が降っている間はどこかに隠れていて、
あまり食事が摂れていないのでしょうね。
いつになく、近くまで寄れるのもこんな時です。
人にかまっていられないのかもしれません。

コゲラ170328
コゲラ

後頭部の赤い羽毛が見えています。
これはオスだけにある模様。
普段は隠れて見えない事が多いのですが、
頭の羽毛を逆立てたので、ちらりと見えました。

もしかしたら、私が近付いたのに腹を立てているのかもしれません。
でも餌探しはやめられない・・・。

コゲラ♂170328

枝の先の方まできて、ポーズを決めてくれました。
やっぱり頭は逆立っています。

地面が雪で覆われてしまったので、
虫を捜しているルリビタキは、
おのずと沢や道路の周りのような、雪が溶けた場所に出てきます。

ルリビタキ170328
沢に出て来たルリビタキ

枝に止まってはあたりの地面を見下ろし、
何かを見つけるとぱっと飛んで地面に降り立ち、
ついばんでから枝に戻ってきます。

ルリビタキ前から170328

背景が雪で真っ白。
まるで置物の写真のようですね。

ルリビタキ正面顔170328

この子はすぐ近くまでやってきましたが、
正面顔になってしまいました。

青いオスの成鳥に出会えるか期待したのですが、
残念ながら見つけられませんでした。

夕方に再び少し森に入ると、遊歩道も一部、雪が溶けて地面が出て来ていました。
でもまだ雪が残っている場所が多いですし、シャーベット状に溶けてべしゃべしゃです。
この数日間は、スノーブーツやスパッツなど、
足元の装備をしっかりとして森にお出掛け下さい。

大塚
スポンサーサイト

野鳥調査情報(2017年3月25日)

今日の軽井沢は、朝から雪が降って、すっかり銀世界になりました。
東京では桜が咲いているというのに・・・。

さて、昨日、軽井沢野鳥の森の鳥類調査を実施しましたので、
その結果をお知らせします(雪が降る前にできてヨカッタ!)。

キジバト、コゲラ、アカゲラ、カケス、ハシボソガラス、コガラ、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、エナガ、ゴジュウカラ、ミソサザイ、ツグミ、アトリ、カワラヒワ、ウソ、ホオジロ、計17種

朝早い時間帯には、あちらこちらでミソサザイがさえずり、
追いかけ合う姿も観察されました。
どうやら今がミソサザイにとって、なわばりが決定する重要な季節のようです。

キジバトの「でーでーぽぽー」という声や、キツツキのドラミングも響き、
春が近付いてきたという感じです。

他にもカラ類やカワラヒワのさえずりや、
カケスの「ぴょ〜」というノスリ(?)の鳴き真似も聞こえましたよ。

ホオジロはペアで地面に降りて、枯草の実を食べていました。

ホオジロ170325
ホオジロ♂

時々「チチチッ」と鳴き交わしながら、
枯草の隙間を縫うように付かず離れず移動していました。

冬鳥もまだ滞在中で、昨日はアトリとツグミ、ウソに会いました。
ウソは小さな群れで4羽確認したのですが、そのうちの2羽はオスでした。

ウソ170325
ウソ♂

地面に降りては、何かをついばんでいました。
恐らく、落ちている植物の種子を食べていたのでしょう。

もう1羽。

アカウソ170325
ウソ♂

こちらのオスは、喉のピンク色が胸から腹にかけてまで、
グラデーションのように広がっています。
「アカウソ」と呼ばれる、サハリンなどから渡ってくる亜種です。

喉元のピンク色がくっきりしている普通のウソは、
日本の亜高山帯で繁殖しています。
どうやらこの小群、出身地はそれぞれ違うのですが、
たまたま野鳥の森で一緒になっただけのようですね。

すると一緒にいた2羽のメス。
見た目には区別が付かないのですが、
ウソとアカウソ、どちらだったのでしょうか?

大塚

春が来たかな?

最近は軽井沢も、日中の気温がプラスになるのが当たり前になってきました。
軽井沢野鳥の森も、ずいぶんと雪が溶けて、
陽当たりの良い斜面はすっかり地肌が出ています。
でも逆に陽当たりの悪い斜面は、まだまだ雪が残っていますよ。

特に遊歩道は陽当たりの悪い場所が多いので、
まるでスケートリンクのようにツルツルになっている場所もあります。
散策の際には靴に滑り止めを付けて歩く事をお勧めします。

さて、そんな遊歩道を歩いていると、
どんぐり池の手前あたりで、小さなこげ茶色の物体が視線を横切りました。
地面に残った雪の上で、ポーズを取ってくれましたよ。

ミソサザイ170227

そう、ミソサザイです。

ここ数日、朝夕にさえずっている声を聞くようになりました。
でも、日中はあまりさえずらないですね。
春本番になると、昼間でもよくさえずっているので、
やっぱりまだまだプレシーズンといった所なのでしょう。

ミソサザイ170227-2

朝の森ではカラ類やホオジロもさえずり始めています。
今日はキツツキのドラミングも響いていました。
景色はまだまだ冬ですが、
音だけ聞いていると、春はもうやって来ているようです。

大塚

アイスが食べたい

寒い冬でも、暖かい室内で食べるアイスは最高ですよね。
今日はアイスキャンディーを食べているエナガさんに出会いました。

もちろん、寒い森の中ですが・・・。

エナガ170222
エナガ(やっとエナガが撮れた・・・笑)

このエナガさんが食べている(舐めている?)のは、
モミジの枝から下がったつららです。
なんでこんな場所につららが下がっているのでしょう?

つららの下がっている枝を、よ〜く見て下さいね。
つららの上の樹皮に、横一列に並んだ傷がついているのが判るでしょうか?
誰か(恐らくキツツキ)がモミジの枝に傷を付けて、
樹液をわざと出しているのです。
言ってみればこのつららは、メープルシロップの原液でできているのです。
もっとも、煮詰める前の原液ですから、と〜っても薄いのですが・・・。

このような傷跡は、春が近付いてくると、
モミジやオニグルミ、ミズキなどの幹や枝に見つかるようになります。
そこから流れ出した樹液には、キツツキ類やエナガ、コガラなどがやって来るのです。

そして今日のように寒い日は、樹液がつららを作り、
身軽なエナガは飛びながらつららを舐めます。
そんな姿を撮影しようと、少し待ってみる事にしました。

理想としては、つららとエナガの背景が綺麗に抜けていて、
エナガの翼が逆光で輝いていると最高です。
そう思ってアングルを捜すのですが、
手前の枝が混んでいる上に、つららの周囲も枝が多いので、
思い描くようなアングルにはなりません。
「まぁこんなもんでいいか」というアングルでレンズを向けて、
エナガが再びやってくるのを待ちます。

約30分後、2羽のエナガがやってきましたが、
私のすぐ上を通り過ぎ、つららはスルー・・・。

さらに約30分後、今度は7〜8羽の群れが樹冠を通りかかりました。
「高いなぁ〜」と眺めていると、見事につららのある枝まで降りてきましたよ。
そして順番につららを舐めます。
そのうちの2羽が、飛びながらつららを舐めていきました。

連写した中から最も角度が良かったのがこれ。

エナガホバ170222

エナガの背景の枝が近いのが、やっぱり残念ですね。
羽ばたく翼は、1/1000秒のシャッタースピードでもブレてしまいました。

つららにやってくる小鳥たちの姿は、早春の森の風物詩なのですが、
いざ撮影しようとすると、なかなか良い条件のつららには巡り会えません。
またチャンスがあると良いのですが・・・。

大塚

野鳥調査情報(2017年2月8日)

今朝も軽井沢はよく冷え込みました。

軽井沢野鳥の森では、陽当たりの良い斜面などは雪がほぼ溶けましたが、
遊歩道にはまだ雪が残っています。
特に小瀬林道はツルツルに凍っていますので、
散策する際には滑り止めをご用意頂くと良いでしょう。

さて、本日確認した野鳥は以下の通りです。

コゲラ、アカゲラ、アオゲラ、カケス、コガラ、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、エナガ、ゴジュウカラ、キバシリ、カワガラス、ツグミ、ルリビタキ、計14種

留鳥のカラ類やキツツキ類には何度も出会いましたが、
確認した冬鳥は、ツグミとルリビタキ(♀タイプ)の2種類のみでした。

ちなみにルリビタキは、
アカゲラ休憩所近くのツタウルシが巻いたカラマツで、
ツグミに追い回されていましたよ。

読むと元気になる!という某青年誌に連載の漫画では、
ツグミはいつも追い回される役回りですが、
実物は結構、気が強いのです。
まぁ、ヒヨドリには追い払われていますが・・・。

野鳥の写真は撮れなかったので、
久しぶりに昆虫の写真を1枚。

オオカマキリ卵嚢170208

オオカマキリの卵嚢です。

軽井沢ではあまり見かけないオオカマキリですが、
野鳥の森ではアカゲラ休憩所前の草地に細々と暮らしています。

このように卵嚢も時々見かけるのですが、
子どもの頃に故郷の千葉で見ていた(集めていた)卵嚢と比較して、
いつも「小さいなぁ」と思います。

やっぱり軽井沢の寒さ(というか夏の短さ)は、
オオカマキリにとっても厳しいものなのでしょうね。

大塚
プロフィール

ピッキオ

Author:ピッキオ
軽井沢野鳥の森を毎日ガイドしているピッキオが、野鳥の森の季節の自然情報や、日々のネイチャーウォッチングなどで出会った生き物についてご紹介します。
©ピッキオ 禁無断転載

カレンダー
02 | 2017/03 | 03
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
最新記事
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
リンク
検索フォーム
QRコード
QRコード