野鳥調査情報(2016年8月24日)

本日実施しました、軽井沢野鳥の森の鳥類調査結果です。

ここ数日、軽井沢もはっきりしない天気が続いています。
今朝も曇り空でしたが、調査中に霧が出て、視界も悪くなりました。
調査後には小雨が降りましたが、しばらくすると日が射したりと、
よく判らない天気です。

そんな中で、本日確認した野鳥は、以下の通りです。

キジバト、アオバト、コゲラ、サンショウクイ、カケス、コガラ、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、ミソサザイ、ホオジロ、ガビチョウ、計14種類

繁殖期も終わり、野鳥達は静かに暮らしている時期です。
よく鳴き声を発するヒヨドリやメジロ、コガラは数多く確認されましたが、
他の野鳥はなかなか確認ができません。
「ケッ」「ケッ」と鳴くキツツキ類も、姿が見つからず、
アカゲラかアオゲラか判りませんでした。

本日、目視できた数少ない野鳥のうちの1羽が、この写真です。

ホオジロ160824

茶色いボサボサッとしたホオジロです。
翼を見ると、風切が一部、間が抜けているように見えます。
どうやら換羽中のようですね。

多くの野鳥が、繁殖期を過ぎた今頃に、翼の風切羽を新しくするそうです。
いっぺんに抜けてしまっては飛べなくなるので、1枚ずつ順に生え変わるそうです。
今はまさに、そんな季節なのでしょう。

飛べるとは言え、若干は飛行性能が悪くなるでしょうから、
やっぱり静かに暮らしていた方が良いのでしょうね。

大塚
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クマだなぁ

今日は朝から雨模様。
夕方になって、ようやく晴れ間が広がりました。

午前中、まだ雨が降る中、軽井沢野鳥の森を歩いていると、
ウワミズザクラの木に「熊棚」を見つけましたよ。

ウワミズ熊だな160819
ウワミズザクラの熊棚

樹冠の枝がボキボキと折られて積み重なっていて、ボサボサのかたまりになっています。
これはツキノワグマが木の上まで登って枝を折り、
枝に付いている実を食べた痕なのです。

幹を観察すると、登ったツキノワグマの爪跡が残っていましたよ。

ウワミズ爪跡160819
ツキノワグマの爪跡

さらに近くの地面には、
雨で表面が流されていましたが、
明らかにクマの物と思われる糞が落ちていました。

ウワミズ入りクマ糞160819
クマの糞

中にはたくさんの、ウワミズザクラの種子が含まれています。
と言うか、ほとんどこの木の種子ばかりです。
よっぽどウワミズザクラの実ばかり食べているのでしょうね。

ちなみにウワミズザクラの実はこんな姿。

ウワミズザクラ実160819

丁度、今が食べ頃なのでしょうね。

ピッキオのクマチームから聞いた話では、
最近、発信器付きのツキノワグマが、夜間に野鳥の森に来ていたそうです。
早朝にベアドッグで、さらに奥の国有林へと追い払ったそうですが、
恐らくウワミズザクラの実を食べていたのだろうと言う事です。
もしかしたらこの痕跡は、そのツキノワグマのものかもしれませんね。

さらにこんな痕跡も・・・。

クマ蟻食痕160819

斜面にあった倒木が、遊歩道脇まで転がり落ちていて、
芯まで穴が開けられています。
最初に気付いた日には、周囲にムネアカオオアリがたくさん歩き回っていました。
どうやら、ムネアカオオアリの巣をあばいて、アリを食べたようです。

どうやら今のツキノワグマは、ウワミズザクラの実を捜して森を歩き回りながら、
アリの巣を見つけるとほじくっているようです。

今のところ、日中の目撃は報告されていないですし、
発信器付き個体も夜間に来ていたそうですが、
やはり、早朝や夕暮れ時などは、必ず鈴を鳴らしながら散策してくださいね。

大塚

今日、咲いていた花とか・・・

今日はまた、野鳥の森のゴミ拾いをしながら開花植物を記録しました。
確認できた花は以下の通りです。

木の花:クマヤナギ、ヤマハギ、ボタンヅル(見つけた順)

草の花:ダイコンソウ、イヌトウバナ、キツネノボタン、クサコアカソ、ノブキ、ミズヒキ、フシグロセンノウ、ハエドクソウ、アカツメクサ、ヒメジョオン、ユウガギク、キンミズヒキ、ソバナ、シシウド、モミジガサ、ヤマジノホトトギス、ウマノミツバ、シデシャジン、オオバコ、キオン、ヌスビトハギ、ヤマホタルブクロ、クルマバナ、オトコエシ、タケニグサ、チダケサシ、ヒヨドリバナ、ミツモトソウ、ツリフネソウ、ヤマウド、オミナエシ、メマツヨイグサ、オトギリソウ、ネジバナ、ミゾソバ、ムカゴイラクサ、キツリフネ、ヤマニガナ(見つけた順)

他によく判らない野菊とタデ、葉が無いランのような植物を見つけましたが、
ちょっと短時間調べただけでは、正体が掴めませんでした。

今は恐らく、一年で最も開花植物の種類が多い季節です。
中でも是非、見ていただきたいのはこれ。

フシグロセンノウ160808
フシグロセンノウ

直径5センチ程の大ぶりの花を付ける、フシグロセンノウです。
森の中で朱色の花がよく目立ちますよ。
まるで園芸植物のような立派な花ですね。

この花には、ミヤマカラスアゲハのようなアゲハチョウ類が訪れて、
吸蜜して花粉を媒介しますよ。

アカハナカミキリ160808
アカハナカミキリ

オトコエシの花には、アカハナカミキリが訪れていました。
小さな花が上向きに集まって咲く花には、カミキリムシの仲間が良くやってきます。

そしてなんと今日は、ニホンカモシカにも会いましたよ。

カモシカ160808
ニホンカモシカ

夏毛のニホンカモシカ。
何となくほっそりして見えますね。

大塚

ピッキオビジターセンターが移転しました

ホームページやツイッターでもお知らせしておりますが、
8月1日に、ピッキオビジターセンターが、移転オープンしました。

新VC160803
今日のビジターセンター

場所は野鳥の森のすぐ目の前、スケートリンクの池があった場所です。
ですので、目の前に広がる池は冬になるとスケートリンクになりますよ。

この池は「ケラ池」と命名されました。
7月下旬まで工事が続いていましたので、
それから水を張ったのですが、
すでにたくさんのアメンボが泳いでいますよ。

アメンボ160803
アメンボ

写真では池に浮くハルニレの落葉で、ペアがひと休みしています。

アメンボには翅が長いタイプと短いタイプがいます。
しかし、今「ケラ池」にいるアメンボは、長翅型ばかり・・・。

短翅型は飛べませんが、長翅型は飛ぶ事が出来ます。
つまりこのアメンボたち、池に水が張られてから、
他の水辺から飛来して来たのです。

たった1週間ほどで、けっこうな数のアメンボが泳いでいます。
それだけ人知れず飛びまわっているアメンボがいて、
上空からこの「ケラ池」を見つけて降り立っていると言う事です。

他にはタカネトンボも飛来して、さかんに産卵しています。
昨夜はニホンアマガエルの鳴き声も聞こえました(植木に付いて来た?)。

一度、いきものの賑わいが消えてしまったスケートリンクですが、
これから徐々に、また様々な水生生物が住み着くだろうと思います。

大塚

梅雨は明けませんが・・・

長野県はまだ梅雨が明けていませんが、
軽井沢も連日、ぐずついた天気が続いています。

昨日はまた、軽井沢野鳥の森をゴミを拾いながら歩いて、
ついでに開花植物を記録しましたよ。

確認した開花植物は以下の通りです。

木の花:ヤマアジサイ、シモツケ、ボタンヅル、ノリウツギ(見つけた順)

草の花:ダイコンソウ、キツネノボタン、ノブキ、メタカラコウ、ヌスビトハギ、クサアジサイ、ミツバ、ハエドクソウ、ソバナ、サワギク、ウバユリ、ウマノミツバ、オカトラノオ、チダケサシ、オトコエシ、クルマバナ、ヒメジョオン、キンミズヒキ、ヒヨドリバナ、クサコアカソ、フシグロセンノウ、トモエソウ、トリアシショウマ、タケニグサ、カラマツソウ、シシウド、オミナエシ、オトギリソウ、ミツモトソウ、ヤマホタルブクロ、クガイソウ(見つけた順)

梅雨が明けないとはいえ、夏の花が咲き始めました。
咲いたばかりのシシウドに、早速お客さんが来店していましたよ。

ヨツスジハナカミキリ160727
ヨツスジハナカミキリ

黄色と黒のストライプがちょっとスズメバチっぽい「ヨツスジハナカミキリ」です。
花の上にいると目立ちますから、花の上にいても違和感の無い、
スズメバチに擬態したのでしょうね。

チダケサシの群落に混じって、黄色いオミナエシが数本、咲いていました。
秋の七草に数えられるオミナエシですが、軽井沢ではもう咲き始めるのです。

サカハチチョウ160727
サカハチチョウ

オミナエシでは、サカハチチョウが吸蜜していました。
サカハチチョウは漢字で書くと「逆八蝶」。
翅の白い筋を、漢字の「八」になぞらえました。

昨日は少し気温が上がってムシムシしていたので、
天気が悪い割には虫がよく動いていたようです。

大塚
プロフィール

ピッキオ

Author:ピッキオ
軽井沢野鳥の森を毎日ガイドしているピッキオが、野鳥の森の季節の自然情報や、日々のネイチャーウォッチングなどで出会った生き物についてご紹介します。
©ピッキオ 禁無断転載

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