野鳥調査情報(2017年1月19日)

15〜17日に降った雪で、軽井沢野鳥の森はすっかり雪に覆われました。
遊歩道の積雪は20センチ程。
散策には、防寒ブーツやスパッツがあった方が良いでしょう。

そんな中、毎月恒例の鳥類調査で森を歩きました。
森の中には、雪の上のあちこちに、動物の足跡が残されています。
中でもミソサザイ休憩所には、入口から中に入って、
そして再び出て行くノウサギの足跡が残されていましたよ。

ウサギ足跡ミソサザイ休憩所
何しに入ってきたの?

さて、本日確認した野鳥は、以下の通りです。

コゲラ、アカゲラ、アオゲラ、カケス、ハシブトガラス、コガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、ゴジュウカラ、キバシリ、ミソサザイ、カワガラス、ツグミ、ベニマシコ、ウソ、計17種

沢沿いの遊歩道を歩いていると、ツグミが何度も沢から飛び出して行きました。
地面が雪で覆われてしまったので、沢の水際で食べ物を捜しているのでしょうね。
ルリビタキにもそういう習性があるので期待したのですが、今日は会えませんでした。
他に冬鳥は、ウソとベニマシコの声を聞きましたが、
姿は飛んでいるのをチラッと見たのみでした。

カラ類は活発で、今日は何度も混群に出会いました。
しかも低い位置を移動する群れに3回程行き合い、
周囲をカラ類に囲まれる幸せな時間(?)を過ごせました。

その群れを先行していたエナガを撮影しようと努力したのですが、
やっぱりエナガは動きが素早い。
レンズを向けてピントを合わせているうちに、
他の枝にどんどん移動してしまって間に合いません。
どうにかシャッターを切っても、
なかなかエナガらしさの伝わるアングルで写ってくれないのです。

なんとか写った1枚がこれ。

エナガ170119
エナガ

さらに接近してきたエナガにどうにかピントを合わせると、
構図がメチャクチャで画面の端に上半身だけ写ってました。
その上半身をトリミングして・・・。

エナガ顔170119
エナガの顔

カワイイ鳥なので、ちゃんと撮影したいのですが、
いつも失敗ばっかりです。

大塚
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カモシカとにらめっこ

昨日ですが、軽井沢野鳥の森でカモシカに出会いました。

どんぐり池に登る遊歩道の北側斜面。
遊歩道からは50m程離れた斜面の上から、
じっとこちらを見ていました。

カモシカ170113
ニホンカモシカ

距離が離れているので、どうしても間に枝がゴチャゴチャと入ってしまいます。
「追跡したら遊歩道に近付いたり横断したりして、撮影チャンスがあるかもしれない」
そう思って様子を見ていると、あちらもじっとこちらの様子を見て動きません。

でもまぁ、大抵のカモシカは、しばらくすると動き始めます。
と、私もじっと待つのですが、どうにも動きません。
よっぽど警戒しているのでしょうか?

そこでギリギリ姿が確認できる距離まで離れて待ってみました。
でもやっぱり、カモシカは動いてくれません。
時々、こちらに目を向けながら、立ったまま反すうしています。

結局、1時間以上観察しましたが、
その間に動いたのは、わずかに3m程でした。

さすがに私の方がもう時間がなかったので、残念ながら退散。
久しぶりに会ったカモシカでしたが、
良い写真は撮れませんでした。

大塚

ようやく雪が積もりました

軽井沢に昨夜から降り始めた雪は、
南岸低気圧特有の湿った雪で、15センチ程の積雪になりました。

ケラ池スケートリンクの背後に見える軽井沢野鳥の森も、
すっかり雪景色になりましたよ。

スケートリンク170109

さて、私、大塚は、
きらめく星空ウォッチング」で利用している広場の雪を車で圧雪し、
備品を置いている物置小屋のまわりを除雪しました。
物置小屋の隙間からは、内部に雪が吹き込んでいたので、ちょっと修繕もしました。

一通り作業も済み、「まだちょっと時間があるなぁ」と言う訳で、
少し野鳥の森のアカゲラ休憩所前の草地まで、様子を見に行きましたよ。

雪の中のベニマシコを期待したのですが、静まり返って声も聞こえません。
遠くではシジュウカラが激しく「ジジジジ・・・」と警戒声を出しています。
テンか何か、天敵になるような動物がいたのでしょうか?

声の方向に数羽のカケスが飛んで行って、やはり「ジャー・ジャー」騒ぎ始めました。
「きっと何かいる!」と見に行こうと思ったら、また静まり返ってしまいました。

相変わらずベニマシコの声はしないので、そろそろ帰ろうかと思っていると、
不意に1羽のツグミが飛んで来て、近くの木にとまりまりました。

ツグミ近170109
ツグミ

私の存在に気付いたようで、しばらくこちらを見ていましたが、
茂みの奥に入ってしまいました。

すると今度は、少し離れた木の枝に、ツグミが止まります。
同じ個体なのでしょうか?

ツグミ170109
ツグミ

ツグミの体色にはバリエーションがあるのですが、
同じタイプだと言うだけでは同一個体とは言えません。
他にもツグミの声がしていたので、他個体の可能性もありえますね。

他にはヒヨドリも近くを通過して行きましたが、
茂みの中からは出てきませんでした。

上空を3羽のマヒワが通過していきましたが、降りてはきません。
シメとアオゲラが近くの林内を飛んで行きましたが、写真を撮るには遠すぎる。

ほんの1時間程だったこともありますが、
結局はベニマシコを確認できないまま、草地を後にしました。

大塚

カルガモが超接近

一昨日に野鳥の森を歩いた際、
どんぐり池で、カルガモのペアに会いました。

カルガモペア170103
カルガモ

水際にくちばしを入れて、パシャパシャと餌を捜しています。
落葉の隙間に隠れている水生生物を食べているようです。
時にはヤマアカガエルのような大物も捕まりますから、
貴重な採餌場所なのでしょうね。

ここで出会うカルガモの多くは、人を見ると池の対岸ぎりぎりまで離れ、
そのうち岸に上陸して斜面を登って行く、
つまり人間と「ある程度の距離」を保とうとする個体が多いのですが、
このペアは、まったく私を気にする素振りがありません。

写真を撮ろうと池の岸にしゃがみ込んでいると、
餌を捜しながら、どんどん近付いてきました。
ついにはここまでドアップに・・・

カルガモ顔170103

さらに近付いて、もうカメラに付けていた望遠ズームの
最短撮影距離1.2mより近くまで来てしまいました。
近すぎて顔にはピントが合わないので、
翼の一部をクローズアップしてみましたよ。

カルガモ翼鏡170103

翼鏡と呼ばれる青い部分です。
ここの模様はカモの種類によって違っているので、
飛翔している時に種類を識別する目印になっていると考えられています。
軍用機が、翼や胴体にその国の識別マークを付けているのと同じですね。

それにしても、なんでこんなに近くまで来るのでしょう?
公園の池などで人からパンをもらっているカモでも、
パンをくれない人には寄って行かないものですが・・・。
私にはどうせ捕まえられっこないと、バカにされているのでしょうか?

大塚

オオセンチコガネの墓場

今年の正月三箇日は、穏やかな天候に恵まれました。
そんな中、新年早々、鳥獣保護区管理員の業務で野鳥の森を巡回しましたよ。

いつものようにゴミ拾いしながら歩くのですが、
遊歩道にはほとんどゴミはありません。
時々、飴の包みが落ちている程度。
飴を食べた後にポケットに包みを突っ込んで、
いつの間にか落としてしまうのでしょうね。

一方で、鶴溜入口のあたりは、いつもゴミが落ちています。
別荘地内にある出入り口で、数台の車が止められるので、
ここではよく、配送業者や建築関係、営業関係と思われる車が止まっていて、
ドライバーが車内で昼休みを取っています。
状況証拠だけで疑うのも悪いのですが・・・。

さて、そうは言っても頻繁にゴミを拾っていると、
周囲にゴミが無いからか、新しく捨てられるゴミも少なくなってきました。
やっぱりゴミが目立つと、「他の人が捨てているから自分もいいや・・・」
となってしまうのでしょうね。

今日は落葉から顔をのぞかしている古いコーヒー缶を見つけたので拾い上げると、
中からカラカラ音がします。
振って中身を出してみると、出てくる出てくる、
大量の昆虫の死骸が入っていました。

空き缶トラップ

ほとんどが、赤味のある金属光沢を持ったオオセンチコガネです。
ちゃんと数えた訳では無いですが、30匹分は入っていたようです。
細長い甲虫の前翅も一組入っていましたが、
オサムシの仲間のようです。

これらの虫は、別に人間が空き缶に虫を詰め込んで捨てた訳ではありません。
缶の中の飲み残しが誘因物となって、これだけの数の昆虫が空き缶に侵入し、
出る事が出来なくなって死んでしまったのです。

私は見たこと無いですが、食虫類などの小型ほ乳類が、
中で死んでいる事もあるとか・・・。
何気なく捨てた空き缶が、たくさんの命を奪っているという事を、
缶を捨てる人は知る由もありません。

大塚
プロフィール

ピッキオ

Author:ピッキオ
軽井沢野鳥の森を毎日ガイドしているピッキオが、野鳥の森の季節の自然情報や、日々のネイチャーウォッチングなどで出会った生き物についてご紹介します。
©ピッキオ 禁無断転載

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