夏鳥のメスが増えてきました

今朝はとても冷え込みましたが、日中になって暖かくなりました。
軽井沢野鳥の森も、低木のアブラチャンや亜高木のカエデ類の葉が、
ぐんぐん開きはじめています。
もうしばらくしたら、野鳥の姿が見つけにくくなってしまいますね。

一方、夏の渡り鳥たちは、一足遅れてメスが渡来したようです。
これから、彼らも子育てのシーズンが始まります。

そんな中、一昨日の朝に撮影した夏鳥の写真を、いくつか紹介しましょう。

コルリ120511
コルリ♂

簡易水道のポンプ小屋付近にいつもいる、コルリのオスです。
今年はなかなかゆっくり姿を見せてくれませんで、
この時も1枚きりしか写真が撮れませんでした。
その写真を周囲の邪魔な枝が切れるように切り抜いたら、
こんなドアップになってしまいました。

しかし今日に限って、「野鳥の森ネイチャーウォッチング」の時には、
ゆっくり飽きるまで姿を見せてくれましたよ。

風切羽が茶色いので、まだ若いオスのようです。
今朝の「幸せの青い鳥ウォッチング」では、付近でメスの姿を確認したので、
お嫁さんが来たのかもしれませんね。

クロツグミ120511
クロツグミ♂

昨年、この谷には若いクロツグミがいたのですが、
彼がより「黒く」なって帰って来たのかもしれません。
クロツグミは渡ってくるのが早いので、もうメスもやって来ているはずです。

キビタキ♀120511
キビタキ♀

この数日で、急にたくさん見かけるようになったのが、キビタキのメスです。
あちこちで、地面近くを餌を捜しながらウロウロしているのを見るのですが、
大抵は、オスが付きまとっています。
この時も・・・

キビタキ若♂120511
キビタキ♂

若いキビタキのオスが付きまとっていました。
彼はどんぐり池の手前辺りで、いつも出会います。
風切羽も茶色で、黒も薄い若造ですが、
あのメスはお嫁さんになってくれたのでしょうか?

渡り鳥たちは、留鳥のシジュウカラなどより一足遅れて子育てを始めます。
これから遅れを取り戻すように、大急ぎで相手を決め、巣作りを始めるのでしょう。

大塚

今年もシジュウカラの子育てが始まりました

今年も軽井沢野鳥の森では、シジュウカラたちが子育てを始めました。
ピッキオが掛けた巣箱にはカメラがセットされていて、
内部の様子を映像で確認できるようになっています。
今日は本日撮影した映像から、その様子をご紹介しましょう。

巣箱トンボ池120511
トンボ池巣箱

トンボ池の脇の巣箱では、産卵が始まっています。
7個ほどの卵がありそうですが、上に巣材が被されているので、
はっきりと確認する事ができません。
ただ、卵が隠されていることから、まだ温め始めてはいないようです。

巣箱森入口120511
森の入口巣箱

画面下に、シジュウカラの尾羽のようなものが見えます。
ひょっとしてシジュウカラの死体でしょうか?
巣作りが始まると、シジュウカラのメスは巣の中で寝るようになります。
夜、寝ている間にヤマネが何かに襲われてしまったのでしょうか?
近々、巣箱を開けて、実況見分をしたいと思います。

巣箱林道奥120511
小瀬林道奥の巣箱

巣材は入れられていますが、巣の中央部が白飛びしていて、
卵があるかどうかは確認できません。
連休中、この巣箱にシジュウカラが出入りしていたのは確認しています。
もしかしたら、すでに産卵が始まっているかもしれません。

巣箱林道手前120511
小瀬林道手前の巣箱

巣箱の中に、メスが座っていました。
どうやら抱卵中のようです。
シジュウカラは抱卵期間が約2週間ですから、
順調に行けば5月下旬にはヒナが孵化するでしょう。

シジュウカラ♀120511
シジュウカラ♀

他の巣箱を見て帰る途中、先ほどまで抱卵していたメスが外に出ていました。
近くでは、オスがさえずっていたので、一緒に食事に出掛けるようです。
子育てが上手くできると良いですね。

他にもビジターセンターの周囲でも、抱卵を始めたシジュウカラがいます。
これから時々、シジュウカラたちの子育ての様子をリポートしていきますね。

大塚

足元の小さな春(2)

昨日の記事の続きと言う訳ではないのですが、
本日、ちょっと花の写真を撮りましたのでアップします。

ニッコウネコノメ
ニッコウネコノメ

沢沿いの地面に群れ咲いています。
黄色い花に見えますが、周りの葉も黄色くなっています。
どこまでが花でどこからが葉なのか、いまいち判りにくいですね。

トウゴクサバノオ
トウゴクサバノオ

クリーム色の小さな花です。
へんな名前ですが、サバノオとは「サバの尾」の意味です。

トウゴクサバノオ2

「実の形がサバの尾のようだ」ということですが、
いかがでしょうか?

あんまり似てないですよね。

大塚

足元の小さな春

本日でゴールデンウィークも終わりです。
今年のゴールデンウィークは天気が不安定で変わりやすく、
何度も雷雨に降られて難儀しました。

しかし植物たちはこの雨で一気に成長し、
季節の遅れを取り戻したようです。

今、野鳥の森の足元には、様々な春の花が咲きそろっています。

ヒゲネワチガイソウ120505
ヒゲネワチガイソウ

小さな花で、しかもまばらに咲いていますので、
注意深く捜さないと見落としてしまいます。

ヤマエンゴサク120505
ヤマエンゴサク

あちこちに群れていますが、やはり花はまばらなので、
よく見ないと気付きません。

他にもヒナスミレ、タチツボスミレ、ヒカゲスミレ、
エイザンスミレ、マルバスミレなどのスミレ類や、
ニッコウネコノメ、オオコガネネコノメ、トウゴクサバノオなど、
草丈が数センチの小さな草花がたくさん咲いています。
アズマイチゲもまだ花が残っていますよ。

もう少し大きなワサビやハシリドコロ、
木に咲くチョウジザクラやミヤマウグイスカグラも咲いています。

一通り写真を撮りたいのですが、なかなかタイミングが合いません。
また撮影できればご紹介しましょう。

バードウォッチングの合間に、こんな小さな春も捜してみてはいかがでしょうか?

大塚

爬虫類も動き始めました

軽井沢野鳥の森周辺も、ようやく春らしくなってきました。
昨日はトンボの湯の周辺のオオヤマザクラが、ようやくほころびはじめましたよ。
野鳥の森ネイチャーウォチング」でも、様々な「春」を捜して歩いています。

そんな春の訪れを感じさせてくれる物のひとつが、爬虫類の姿です。
爬虫類は変温動物ですから、もちろん、暖かくならないと活動できないのです。

今日は少し涼しかったのですが、日光で暖められた板の下を覗くと、
とぐろを巻いたジムグリがじっとしていました。

ジムグリ120501-1
ジムグリ

野鳥の森ネイチャーウォッチング」で見つけた時は、一度逃げてしまったのですが、
夕方に再び見に行くと、同じ場所で同じようにとぐろを巻いていたので、
撮影する事ができました。

ジムグリ120501-2

ジムグリは「地潜」から来ていて、見つかるとすぐに地面に潜っていってしまいます。
といっても、硬い地面を掘り進む訳ではありません。
ネズミなどが掘ったトンネルを利用して、地中に身を隠してしまうのです。

口先がまるく「つるん」としていて、いかにも潜るのが得意そうです。

他の石の下には、ニホントカゲも丸くなっていました。

ニホントカゲ120501
ニホントカゲ

昨日の「野鳥の森ネイチャーウォッチング」で捕まえて観察した個体と、
たぶん同一個体です。
さんざんもてあそんだのでちょっと心配だったのですが、元気そうですね。
顔のアップを撮ろうとしたら、あっという間に逃げられてしまいました。

大塚
プロフィール

ピッキオ

Author:ピッキオ
軽井沢野鳥の森を毎日ガイドしているピッキオが、野鳥の森の季節の自然情報や、日々のネイチャーウォッチングなどで出会った生き物についてご紹介します。

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